メルカリは、フリマアプリの中でもとくにユーザー数の多いこともあって、残念ながら不適切な商品が出品されているケースもあります。
中には悪質な出品者も紛れ込んでいたりするので、明らかに正規品ではない偽物や利用規約に違反する商品が出品されているのを見つけた際には、メルカリ事務局に不適切な商品として報告することができます。
メルカリ事務局への違反報告というやつです。
メルカリに限った話ではありませんが、これだけの人が集まる場所では、どうしても一定数の違反ユーザーが出てきてしまうのも、ある意味仕方ありません。
とくにブランド品なんかはよく正規品ではない偽物も出回っていたりするので注意が必要です。
また、メルカリのコメント欄で暴言を吐いたり、納得できない過去の取引を逆恨みして誹謗中傷やユーザーさんの個人情報を書き込んだり、無差別に自分の商品の宣伝を投稿するスパム行為などを行う悪質なユーザーも存在するようです。
このようなメルカリの利用規約に違反する悪質なユーザーは、メルカリ事務局に通報できます。
この記事では、メルカリに出品された商品に対する違反報告と、書き込まれた悪質なコメントの通報の仕方について解説していきます。
「メルカリで特定のユーザーさんを通報したらどうなる?」と不安に思っているようでしたら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
商品の報告とは?(禁止出品物・規約違反など不適切な商品を通報)
メルカリで明らかに不適切だと言える商品を発見してしまって、そのまま放置しておくと何か問題が起こる可能性があると判断した場合、事務局にその商品を通報できます。
たとえば、不適切な商品とは以下のようなものです。
メルカリ事務局に通報できる商品- 偽物・コピー品
- 出品禁止物
- 危険物
- アダルト・18禁の商品
- 実物の画像がないもの
また、上記の商品の他に以下の禁止行為を行っているユーザーもメルカリ事務局に通報できます。
メルカリ事務局に通報できる禁止行為- 他のフリマアプリ・オークションサイト、SNSなどへ取引を誘導
参考メルカリからラクマ・PayPayフリマへの取引誘導はペナルティ対象? - 商品の販売ではなく、宣伝や探し物行為
- 中身の確認できない商品を福袋として詰め合わせ出品
- オークション形式での出品
参考メルカリでオークション形式の出品は規約違反?
メルカリで出品を禁止されている商品を見つけた時、または禁止行為を行っているユーザーがいた場合は事務局に通報することで違反ユーザーに対して適切な処分を求めることができます。
この場合、メルカリの商品ページから「商品の報告」を選択しましょう。
商品の報告のやり方は以下のとおりです。
メルカリで商品の報告をする手順
- 商品ページで「…」をタップ
- 「この商品を事務局に報告する」をタップ
- 報告についての説明文が表示されたら「OK」をタップ
- 報告理由を選択(その他を選択した場合のみ「報告理由の詳細」を入力)
- 「事務局に報告する」をタップ
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キャプチャー画像(スクリーンショット)で解説
メルカリ初心者さんにもわかりやすいように、スマホの画面を使って商品の報告の仕方を解説していきましょう。
step
1通報したい商品ページで「…」をタップ
まずは、問題のある商品ページを開いたら、「…」をタップしてください。

「…」アイコンはiPhone版とandroid版で若干表示が違う場合があります。
step
2この商品を事務局に報告する
「この商品を事務局に報告する」が表示されたらタップしましょう。

この商品を事務局に報告する
step
3ご報告いただいた内容は、詳細を調査の上、適切に対応いたします。該当商品の削除をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
以下の説明文が表示されるのでOKをタップしてください。

OKをタップ
step
4報告理由を選択
続いて「報告理由」の下の「選択してください」をタップします。

報告理由を選択
以下の報告理由が表示されるので、該当するものを選択しましょう。

該当する報告理由を選択
上記には該当する報告理由はないけれど、明らかにメルカリの利用規約に違反している場合は、「その他」を選択します。
メルカリの出品禁止物については以下の記事を参考にしてください。
報告理由で「その他」を選択すると、以下の画面が表示されて報告理由の詳細が入力できます。

「その他」を選択した場合
step
5事務局に報告する
報告理由を選択したら「事務局に報告する」をタップして通報完了です。

事務局に通報する
以上の手順で違反出品をメルカリ事務局に通報できます。
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コメントの報告(禁止行為・暴言・誹謗中傷などを通報)
違反ユーザーをメルカリ事務局に通報する方法は、商品の報告の他にコメントの報告もあります。
コメントの報告において対象となる行為には以下のような投稿が挙げられます。
メルカリ事務局に通報できるコメントの例- 乱暴な言葉遣い
- 誹謗中傷
- ユーザーを特定できる情報の書き込み(本名・住所・電話番号など)
- 他のサービスへの誘導(SNS、LINEなど)
- 購入ではなく交換の交渉
- 直接取引を持ち掛ける内容の投稿
- 商品と無関係な宣伝やアピール
- 猥褻な言葉
- 他のユーザーが不利益を被る内容の投稿
もしメルカリの商品ページを見ていて、上記のようなコメントを見つけたらメルカリ事務局に通報しましょう。
コメントの報告の仕方は以下のとおりです。
メルカリで問題のあるコメントを事務局に報告する手順
- 通報するコメントがついた商品ページで「全てのコメントを見る」をタップ
- コメントの横にある旗のアイコンをタップ
- 通報するコメントを選択(通報アイコンをタップ)
- 報告についての説明文が表示されたら「OK」をタップ
- 報告理由を選択(その他を選択した場合のみ「報告理由の詳細」を入力)
- 「事務局に報告する」をタップ
要領は商品の報告とほぼ同様です。
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キャプチャー画像(スクリーンショット)で解説
スマホのキャプチャー画像を使ってコメントの報告の仕方を解説していきましょう。
step
1全てのコメントを見る
まずは、問題のあるコメントがついている商品ページで「全てのコメントを見る」をタップしてください。

全てのコメントを見る
step
2旗のアイコンをタップ
すべてのコメントが表示されたら、画面上の旗のアイコンをタップしましょう。

旗のアイコン
step
3通報したいコメントを選択
各コメントの横に通報アイコンが表示されたら、メルカリ事務局に報告するコメントを選択します。

メルカリ事務局に通報するコメントを選択
step
4説明文が表示されたらOK
以下の説明文が表示されたらOKをタップしてください。

OKをタップ
step
5報告理由を選択
報告理由の下にある「選択してください」をタップしましょう。

報告理由を選択
以下の報告理由から該当するものを選びます。

報告理由を選択
上記の報告理由に該当せず、あきらかに問題のあるコメントでしたら「その他」を選択してください。
報告理由を選択したら、報告理由の詳細を入力します。

報告理由の選択と詳細
step
6事務局に報告する
報告理由を選択、報告理由の詳細を入力したら、あとは「事務局に報告する」をタップしてコメントの通報は完了です。

事務局に報告する
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お問い合わせフォームからメルカリ事務局に通報する方法
これまではメルカリに出品されている商品やコメントに問題があった際の事務局への通報の仕方について解説してきましたが、次は取引相手や購入した商品に違反が発覚した場合にアプリ内のお問い合わせフォームを使って通報する方法です。
この場合、明らかに相手側に非があることを事前に確認しておく必要があります。
相手側に非があるというのは、たとえば以下のような場合を言います。
- 購入者が受け取り評価をしてくれない
- 取引相手と音信不通で取引が完了しない
- 購入した商品が破損をしていた
- 執拗な嫌がらせを受けている
- 明らかに正規品ではない偽物を買わされた
主に上記のような事態に遭遇したら、アプリ内のお問い合わせフォームからメルカリ事務局に通報することができます。
通報の手順は以下のとおりです。
アプリ内のお問い合わせフォームからメルカリ事務局に通報する方法
- メルカリのマイページを開く
- 「お問い合わせ」を選択
- 「お問い合わせ項目を選ぶ」を選択
- 「取引中の商品について」を選択
- お問い合わせする商品を選ぶ
- お問い合わせ項目より選ぶ
- 「お問い合わせする」を選択
- 報告理由の詳細を入力(任意で画像添付)
- 送信する
上記の手順は、購入した商品に不備や故障があった場合の対処法とほぼ同様です。
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キャプチャー画像(スクリーンショット)で解説
メルカリで取引した相手に問題が発覚した際、お問い合わせフォームから事務局に報告する手順をスマホの画像を使って解説していきます。
step
1メルカリを起動したらマイページをタップ
まずはマイページを開きましょう。

「マイページ」をタップ
step
2「お問い合わせ」を選択
マイページが表示されたら「お問い合わせ」を選択します。

「お問い合わせ」をタップ
step
3「お問い合わせ項目を選ぶ」を選択
次の画面で「お問い合わせ項目を選ぶ」を選択してください。

お問い合わせ項目を選ぶ
step
4取引中の商品について
お問い合わせ項目の中から「取引中の商品について」を選択します。

取引中の商品について
step
5お問い合わせする商品を選ぶ
取引中の商品が一覧表示されたら、その中から通報する商品を選択しましょう。

通報する商品を選ぶ
step
6お問い合わせ項目より選ぶ
お問い合わせする商品を選んだら、お問い合わせ項目から該当するものを選択してください。

お問い合わせ項目より選ぶ
- 商品に不備・破損がある
- 模倣品が届いた
- 評価について
- その他
上記のお問い合わせ項目から選ぶわけですが、どれにも該当しない場合は「その他」を選択すれば良いでしょう。
step
7お問い合わせする
続いて「よくある質問」と「上記で解決しない場合」が表示されます。

お問い合わせする
直接メルカリ事務局に報告するのであれば「お問い合わせ」を選択してください。
step
8報告理由の詳細を入力して送信する
報告理由の詳細を入力します。
必要であれば、任意で画像の添付も可能です。(JPEG、PING形式で4枚まで)

報告理由の詳細を入力して、任意で画像添付後、送信する
最後に「送信する」をタップすれば完了です。
後日、メルカリ事務局から返信があるので、待ちましょう。
商品の不備だけでなく、以下のような出品者をアプリ内のお問い合わせフォームからメルカリ事務局に通報することもできます。
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メルカリで通報された側はどうなる?
メルカリ事務局に通報された側のユーザーさんは、不正や規約違反が認められた場合、ペナルティを課される可能性があります。
メルカリのペナルティについては以下の記事でくわしく解説しているので、ぜひこの機会に参考にしてみてください。
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軽いペナルティで済めば数時間の利用停止、最悪の場合はメルカリを強制退会処分になることもあります。
通報したメルカリユーザーにどのようなペナルティが課されるかは、違反の度合いや悪質具合などをメルカリ事務局側が調査のうえ判断するため、私たち一般利用者にはハッキリとわかりません。
また商品の報告を受けて、メルカリ事務局側が該当商品の削除を行うと、その商品は検索結果に表示されなくなります。
違反の可能性が疑われている場合や一部を修正することで出品可能となる商品については、削除ではなく、出品停止となります。
メルカリ事務局に通報したら相手にバレる?
メルカリで明らかに不適切な商品を発見してしまった場合、事務局に通報したほうが良いと思っても、通報したことが相手にバレてしまうのを怖れて行動できない人もいるようですが・・・
心配無用です。
メルカリでは通報された相手側に「〇〇さんがあなたを通報しました」といったような通知は届きません。
つまり、相手側は誰が通報したかわからない仕組みになっているということです。
しかし、これは不適切な商品を報告する場合であって、取引中の相手とのトラブルなど当事者同士の問題にメルカリ事務局が介入する際には、相手に通知が届くことはありませんが、通報されたとわかってしまうことはあります。
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メルカリ事務局に嫌がらせで通報する人も?
メルカリ事務局への通報は、どの商品でも可能です。
つまり、きちんと利用規約を守っていてまったく問題ない商品に対して違反報告することもできてしまうわけです。
この仕組みを悪用して、気に入らない出品者さんを嫌がらせで通報するメルカリユーザーも一部いるみたいです。
とはいえ、まったく違反のない健全なユーザーさんを通報しても、出品禁止物や禁止行為が確認できないため、通報された側のユーザーさんがアカウント停止処分を受ける確率は低いと言えるでしょう。
しかし、メルカリ事務局側の調査ということで、通報されたユーザーさんが一時的に利用制限されるケースもあるようです。

メルカリで利用制限中に表示される画面
メルカリの利用制限については、以下の記事を参考にしてみてください。
もし身に覚えのない利用制限を受けてしまった場合は、メルカリ事務局まで問い合わせると良いでしょう。
メルカリ事務局へのお問い合わせ方法については以下の記事で解説しています。
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メルカリ事務局に電話・メールで問い合わせる方法
メルカリを利用しているとトラブルに遭遇したり、わからないことが出てくることがあります。 たとえば、以下のような問題に遭遇した経験をお持ちのメルカリユーザーさんも結構いらっしゃるでしょう。 取引中の相手 ...
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メルカリの通報は意味ない…という声も?
ネット上には「メルカリに通報しても意味ない」という声もあります。
なぜ意味がないのかというと、違反報告しても、それが必ずしも該当商品の削除を保証するものではないからです。
先ほど商品の報告とコメントの報告についてのやり方を説明する中で、以下のような画面が出てきましたよね?
メルカリ事務局に通報すれば、必ず該当商品を削除してくれるわけではないため、「通報しても意味ない」という声があがるのも理解はできます。
しかし、まったく無意味かというと決してそうではありません。
メルカリ事務局が違反行為に対して詳細を調査、対処するまで、たしかに時間はかかるでしょう。
対処が追い付いていない現状もあるかと思いますが、通報は将来的に悪質なユーザーを排除するために役立ちます。
規約違反や偽物はメルカリ事務局に通報すればいい
いろいろと人によって意見は分かれるメルカリ事務局への通報ですが、利用規約に違反するユーザーや偽物の出品を見つけた場合は、通報すれば良いでしょう。
メルカリユーザーさんの中には、パトロールと称してわざわざ違反行為や出品禁止物を探し当てては事務局へ通報する人もいるようですが、さすがにそこまでする必要はありません。
また、問題のある商品のコメント欄に規約違反や禁止行為への注意を促す書き込みをする人もいますが、わざわざ「この商品は違反です。事務局に通報しました。」と出品者に知らせる必要もないでしょう。
余計なことはせず、普通に商品の報告、またはコメントの報告でメルカリ事務局に通報すればOKです。