スマホが爆発的に普及したこともあって、ネットを介した不用品の売買は、ヤフオクなどに代表されるかつてのオークションサイトから、現在はいつでもどこでも簡単に取り引き可能なフリマアプリが主流となっています。
そんなフリマアプリが大々的に認知されるキッカケとなったのが、メルカリの大ヒットだったりするわけです。
そして、フリマアプリというのは、かつてのオークションのように出品者さんと購入者さんが出品商品の取り引きを個人間で行うわけですが、商品を購入した代金の支払い方法や受け取り方が若干違ったりします。
メルカリの場合、昔のヤフオクみたいにわざわざ出品商品が落札されたら、自分の銀行口座を落札者さんにメールで知らせて、無事に振り込みが完了したら、連絡してもらって、本当に振り込まれているかを確認してから発送といった面倒な作業をする必要もありません。
・・・ということで、
今回は、そんなメルカリの仕組みについてお話します。
目次
メルカリは個人売買に事務局が介入するシステム
基本的にメルカリはユーザー同士の個人間取引の場所をアプリという形式で提供している立場なんですが、お金のやり取りや問題が発生した場合なども含めて、運営事務局が仲介する仕組みになっています。
個人間の売買をスムーズに進めるためのインフラみたいなものですね?
いくらフリーマーケットだと言っても、きちんと整備されたインフラとルールがなければ、すぐに無法地帯と化して荒れてしまいますからね。
・・・といっても、メルカリも最初の頃は、結構、無法地帯とまでは言わないけど、酷いユーザーさんも目立っていたような気がしますが…
そんなメルカリも時代の変化とともに仕組みをその都度見直し、ユーザーさんの利益を守る仕組みを確立してきました。
メルカリでの取引の流れ
メルカリを利用するにあたって取り引きの流れを簡単に説明します。
まずは、購入者として利用する場合はこんな感じです↓
- 商品を購入
- 代金の支払い(クレジットカード、売上金、ポイントなどで支払う)
- 必要に応じて取り引き画面でメッセージのやり取り
- 商品が送られてくるのを待つ
- 受け取り評価
- 相手が評価したら取り引き完了
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メルカリ購入の流れ・支払い方法の選択
メルカリに会員登録する際に招待コード(Ras084)入力で、紹介特典として500円分のポイントがもらえるわけですが・・・ まずはこの500ポイントを使って商品を購入するところから始めることをオススメし ...
次に、出品者として利用する場合です↓
- 商品を出品
- 必要によっては値下げ交渉や質問などの応対
- 購入されたら通知が届く
- 必要に応じて取り引き画面でメッセージのやり取り
- 商品を発送
- 相手が受け取り評価したら評価して取り引き完了
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メルカリ出品の流れ・初めての出品も安心!
メルカリを利用する理由は人それぞれではありますが、以下の2つのうちどちらかではないでしょうか? ほしい商品をできるだけ安く購入したい 自分の商品を出品してお金に換えたい メルカリでほしい商品を購入する ...
基本的にメルカリ会員登録時に入力した本名や住所などの個人情報は、メルカリ側が管理していて、商品を購入した場合、発送手段に応じて必要な情報は出品者に知らされる仕組みになっています。
どうしても相手に個人情報が知られてしまうのが嫌な場合は、らくらくメルカリ便を利用した匿名発送も可能です。
上記の記事を参考にしていただければわかると思いますが、メルカリでは個人情報を相手に知られることなく、商品を売買できます。
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メルカリでの取り引きの流れと代金の支払いについて
メルカリでは、自分の出品している商品が購入された場合、購入者さんが代金を支払う際に、前述したとおり、銀行の口座番号を事前に知らせたりすることはありません。
なので、購入者さんがお金を支払っても、出品者さんはすぐにお金を受け取ることができなくなっています。
それはどういうことかというと・・・
まず、商品が購入されると出品画面ではSold Outと表示されて、在庫がないため、その商品は購入できない状態になります。
そして、同時にご自分が出品した商品が購入されたという通知が届きます。
取り引き画面に購入者さんからメッセージが届いている場合もあります。
で・・・
購入者さんが、商品購入代金を支払ったら、通知が来るので、出品者さんは、購入者さんの住所宛に商品を発送します。
購入者さんが無事に商品を受け取ったら、受け取り評価をするので、それが済むと売上金が反映される仕組みになっています。
かつてのオークションのように個人間の取り引きには変わりはないのですが、お金のやり取りにおいては、メルカリ事務局側で、商品がきちんと発送されて購入者さんの手に届くまでは、売上金は一時預かりの状態となっています。
売上金については、振込申請すると、規定に従ってメルカリに登録されている銀行口座に振り込まれます。
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メルカリの売上金振込申請日と振込日
メルカリの振込申請日と振込日は振込先銀行口座によって以下の2つに分けられます。
- ゆうちょ銀行
- ゆうちょ銀行以外
メルカリの振込申請先の銀行口座を上記のどちらに設定しているかによって、売上金の振込スケジュールが変わるということです。
振込申請が完了してから実際に売上金が銀行口座に振り込まれるまでのスケジュールについては、メルカリ公式サイトをご確認ください。
念のため、メルカリの振込スケジュールを公式サイトから引用しておきますね。
ゆうちょ銀行の振込スケジュール
ゆうちょ銀行を利用している場合、貯蓄口座への振込申請ができないので注意が必要です。
また現在ではメルカリお急ぎ振込というサービスもあります。
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メルカリお急ぎ振込は最短で売上金が翌日入金?
以前は一部の条件を満たしたユーザーさんのみ試験運用されていたメルカリお急ぎ振込ですが、2018年1月10日よりすべてのメルカリユーザーさんが利用できるようになりました。 ちなみに試験運用開始の際、対象 ...
ゆうちょ銀行以外の振込スケジュール
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なぜメルカリは売上金を一時預かりするの?
自分の出品している商品が売れて、購入者さんが代金を支払ったらメルカリがそれを一時金として預かるシステムなんですが・・・
これは昔、オークションでよく起きていた「お金を支払ったのにいつまで経っても商品が送られてこない」といった詐欺的な事故が起こらないようにするための配慮だったりもします。
購入者さんがきちんと商品を受け取ったことを確認してから出品者さんは、代金を受け取る仕組みになっていれば、商品を送らない場合は、受け取り確認もできないため、購入者さんはお金だけを取られて商品が届かないなんてことにはならないですからね。
出品者さんにとっては、すぐにお金が入らないので不都合だと思う人もいるかも知れませんが、相手あっての自分ということで公正な取り引きのためだと思って理解しましょう。
メルカリの売上金を振込申請する際の注意事項
メルカリで扱われるお金の仕組みについてはご理解いただけたでしょうか?
メルカリによって一時預かりされた売上金は振込申請すれば、指定した銀行口座に振り込まれるわけですが、主に以下のような注意点があります。
- 売上金の振込申請期限
- 売上金の振込申請時にかかる手数料
メルカリの売上金には振込申請期限がある
メルカリの売上金には180日の振込申請期限があります。
つまり、メルカリでの取引で得た売上金は180日以内にポイントの購入、もしくは振込申請を行う必要があるということです。
とはいえ、現在では振込申請期限までに売上金のご利用がなかった場合、メルカリに登録している銀行口座に自動的に振り込まれる仕組みになっているようです。
ただし、銀行口座の登録が前提条件なのでご注意ください。
メルカリに銀行口座を登録していない場合、振込申請期限が過ぎると売上金が失効するので気をつけましょう。
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メルカリの売上金を申請する際には手数料に注意
メルカリの売上金を申請する場合、注意しておくことがあります。
それは、売上金の申請には手数料が200円かかるということです。
振込申請の上限金額は、振込手数料(¥200)を入れて100万円までとなっています。
翌営業日の午前9時に1日の振込申請上限がリセットされます。
メルカリの仕組みがわからなくても大丈夫?
メルカリがどういった仕組みで機能しているのかについて簡単に説明させて頂きました。
細かい手数料だったり、出品方法、会員登録などについては別の記事で触れるので、今回はメルカリを使うにあたって最低限、知っておくべき基本的な仕組みだけに留めておきます。
メルカリの仕組みとして重要な項目は主に以下の2点です。
- 取引の仕組み
- お金の取扱い方
メルカリは本当によくできていて、とにかく手軽でシンプルです。
細かい部分まで仕組みを理解していなくても、メルカリを使っているうちにわかってくるようにできています。
全体像がわかったら、是非この機会にメルカリを利用してみてくださいね♪
もしこれからメルカリを利用してみようと思っているのであれば、以下の記事を参考にまずは登録してみましょう!