メルカリはフリマアプリなので個人間の売買という特性もあって、ほしい商品を少しでも安く購入するために値下げ交渉ができます。
通常、リアルで開催されるフリーマーケットでも値下げ交渉は頻繁に行われますが、やはりそこには最低限のマナーだったり、交渉を成立させるためのコツがあるものです。
メルカリも例外ではなく、値下げ交渉のコツをつかんでおくことで、ほしい商品を安く購入できたり、好条件で取引できる可能性も広がるので、ぜひこの機会に値下げ交渉のやり方を覚えておきましょう。
この記事ではメルカリの値下げ交渉のやり方だけでなく、うまく交渉が成立するように例文(テンプレート)も交えて解説していきます。
目次
メルカリ出品者に値引きをお願いする方法(コメント欄で交渉)
メルカリの値下げ交渉は、商品ページのコメント欄を使って行います。
コメントに商品の値引きをお願いするメッセージを書き込んで、それを見た出品者さんが値下げに応じれば交渉成立です。
メルカリのコメント機能の使い方については、すでに他の記事でも解説しているので、十分にご理解頂けていることを前提に話を進めさせていただきます。
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メルカリ出品者への質問の仕方・コメントの使い方
メルカリでほしい商品を見つけた際に、何か不明な点だったり、値下げ交渉したり、出品者さんに質問がある場合、基本的にコメント機能を使ってやり取りします。 出品者さんの中には、商品の購入の際にはあらかじめコ ...
では、スマホの画面を使ってメルカリの値下げ交渉のやり方を説明していきましょう。
step
1商品ページをスクロールして「コメントする」をタップ
値下げ交渉したい商品を見つけたら、まずは商品ページを下にスクロールして「コメントする」をタップしてください。

コメントする
step
2値引きをお願いするコメントを入力して送信
次の画面で値引きをお願いするコメントを入力後、送信します。
コメントの内容については軽い挨拶と希望する価格です。

値引きをお願いするコメントを入力して送信
値下げ交渉するということは、こちらは相手にお願いする立場なので丁寧なやり取りを心掛けましょう。
不快な言葉遣いは利用制限や退会処分にもつながる可能性があるので、気をつけてください。
step
3値下げ交渉への返答を待つ
値引きをお願いするコメントを入力して送信したら、あとは出品者さんからの返答を待ちます。
出品者さんによってすぐに返信してくれる人もいれば、何日も返信がない人もいたりします。
返信が遅いからといってイライラして、返答を催促するようなコメントを書き込むと、しつこいと思われて相手にブロックされる可能性もあるので気をつけましょう。
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メルカリでの値下げ交渉の例文
念のために値下げ交渉をする際に書き込むコメントの例文を書いておきますね。
はじめまして。
突然のコメント失礼します。
こちらの商品は、お値下げ可能でしょうか?
現在購入を検討中です。
〇〇〇円でお譲り頂くことは可能でしょうか?
すぐに支払い可能です。
ご検討頂けたら大変ありがたく思います。
無理なお願いでしたら申し訳ございません。
ご検討のほどよろしくお願いします。
上記の例文は、個々でアレンジして使用して頂けたらと思います。
以下の記事に他の例文も公開しているのでチェックしてみてください。
たまに「値下げお願いします!」という素っ気ないコメントを書き込む人がいますが、具体的にいくらだったら購入するのか希望する金額を提示しないと相手も対応に困ってしまいます。
値下げ交渉のコメントには自分が希望する金額をきちんと提示しましょう。
また、すぐに支払いできることをしっかりとコメントしておくというのもちょっとしたコツだったりします。
出品者さんにとっては、できるだけ早く商品を売り切りたいという心理がどこかにありますからね。
是非、参考にしてみてください。
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うまい値下げ交渉とは?
メルカリで値下げ交渉を行う際にうまくいくコツについてまとめると以下のとおりです。
うまい値下げ交渉
- 相場に見合った常識的な購入希望価格を提示
- 自分の希望だけでなく、相手のメリットも同時に考える
- 疑問文、問いかけを上手に使う
丁寧な言葉遣いや挨拶といった基本は当然なのでここでは省略しますが、上記について一言で言い表すと自分本位で一方的な要求はしないということです。
自分本位で一方的な値下げ交渉は、もはや交渉ではなく要求といったほうが適切ではないでしょうか?
たとえば、6,000円で販売されている商品に対して「800円で売ってください!お願いします!」といきなり大幅な値引きを一方的にお願いされたら、出品者さんも困りますよね?
まず、6,000円で販売している商品を800円に値下げを要求してくることが相場をまったく無視していますし、たとえ要求に応じたとしても出品者さんにはデメリットしかありません。
一方的に「お願いします!」と頼まれても、迷惑でしかないということです。
メルカリに限らず、値下げ交渉はあくまで交渉であり、要求ではありません。
相手のことをきちんと考えたうえで値下げ交渉しましょう。
先ほど挙げたメルカリのうまい値下げ交渉について大事なことを簡単に解説していきますね。
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値下げ交渉の前に商品の相場をリサーチ
値下げ交渉したい商品の相場を知っておくと、交渉に応じてもらいやすいです。
なぜかというと、出品者さんもメルカリの相場をあらかじめリサーチしてから価格を決めていたりするからです。
もちろん例外もありますが、メルカリの場合、相場よりも極端に値付けが高いとなかなか売れません。
メルカリで過去に売れた商品の価格を調べる方法
メルカリで過去に売れた同じ商品の価格を調べる方法について解説しましょう。
step
1商品を検索して絞り込み
まずは購入を検討している商品を検索してください。
検索結果が表示されたら「絞り込み」をタップします。

商品を検索して絞り込み
step
2販売状況を指定
絞り込み検索画面が表示されたら「販売状況」をタップしてください。

販売状況を指定
step
3売り切れにチェックを入れて決定

売り切れにチェックを入れる
step
4過去にメルカリで売れた商品価格がわかる
絞り込み検索画面に戻るので、販売状況が売り切れになっていることを確認したら「完了」をタップしましょう。

販売状況が売り切れになっていることを確認したら完了
指定した商品の過去にいくらで売れたかが検索結果に反映されます。

過去に売れた商品の価格がわかる
上記の検索結果は必要に応じて条件を指定すれば、価格の安い順や高い順、新しい順などに並び替えができます。
現在自分が値下げ交渉しようと思っている商品と近い状態のものをチェックして、いくらくらいなら値下げできそうか参考にすると良いでしょう。
長期間、売り切れた商品の価格などを継続的にチェックしたい場合は、「この検索条件を保存」をタップすると便利です。
上記の記事では「この検索条件を保存」をタップした後、そのデータをどのように見るかについて解説しています。
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値下げ交渉は相手のメリットも提示する
メルカリでの値下げ交渉に限らず、交渉事を成立させるためには自分の要求だけでなく、相手のメリットを考える必要があります。
メルカリの値下げ交渉において自分が相手に提示できるメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
提示できる内容 | 相手側のメリット |
すぐに支払い可能 | 早く売上金が得られる |
簡易梱包 | 送料を安くできる |
そちらのタイミングで発送 | 急がなくてもOK |
値引きをお願いするコメントに上記のようなメリットを相手に提示すると効果的です。
たとえば、以下のようなコメントも良いでしょう。
はじめまして。
コメント失礼します。
こちらの商品を購入検討中ですが、お値下げは可能でしょうか?
希望金額は〇〇〇〇〇円です。
お値下げいただけたら、すぐに〇〇〇〇(支払い方法)で支払い可能です。
出品者様の送料が少しでも軽減されるようでしたら、外箱から出していただいて簡易梱包でも構いません。
そちら様のタイミングでお手すきの際に発送いただければと思います。
ご検討をお願い申し上げます。
決してこちら側の一方的な値下げ要求ではなく、きちんと相手のメリットを提示したコメントになりました。
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疑問文と質問形式のコメント
メルカリのコメントは本来、出品者さんへの質問を投稿するための機能です。
値下げ交渉もうまく質問形式を織り交ぜると良いでしょう。
たとえば、「値下げお願いします!」「〇〇〇円で購入します!」よりも「お値下げ可能でしょうか?」「〇〇〇円でお譲りいただくことはできますでしょうか?」といった疑問文のほうが、ソフトな言い回しになることもあり、交渉しやすいといった感じです。
メルカリの値下げ交渉はいくらまでが常識の範囲内?
いくらメルカリでは値下げ交渉ができるといっても、そこには常識の範囲というものが存在します。
たとえば、1万円で販売されている商品に対して、「送料込みで500円に値下げできませんか?」と値下げ交渉するのは非常識ですよね?
もしそれが、ある程度、大きさや重量のある商品だった場合、500円に値下げしてしまったら、出品者さんにとっては赤字どころか送料の負担まで強いられてしまい、手間ばかりかかってまったくメリットはありません。
たとえ不用品を出品している場合であっても、相手に負担しか残らないような価格を提示した値下げ交渉は、常識の範囲内とは言えませんよね?
さすがにここまで極端な例は珍しいにしても、極端に安い金額を提示していきなり挨拶もなしに、値下げ交渉のコメントを書き込むメルカリユーザーさんがたまにいたりします。
友達でも家族でもない赤の他人に対して、負担を強いられるだけで何も得るものがないような取引をする人はまずいないと考えて良いと思います。
値下げ交渉は値下げ強要ではありませんし、売る側も買う側も気持ちの良い取引ができるように常識の範囲内で行いましょう。
商品によっても様々ですが、値下げ交渉をする場合は先ほども説明したように、まず同じ商品がメルカリでどれくらいの価格で売れているのかをチェックしておくと良いでしょう。
価格交渉しようと思っている商品と同じものを検索してみて、実際に売り切れた商品の価格をチェックしていけば、だいたいの相場はわかります。
商品検索については以下の記事ですでに説明しているので参考にしてください。
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メルカリの検索にはコツがある?
メルカリには膨大な数の商品が出品されています。 中には需要のわりには出品数が少ない商品、供給過多となっていて価格競争の激しい商品なども当然あるでしょう。 誰でもできる限り早く、そして安く、ほしい商品を ...
また商品にもよりますが、相場よりも少しだけ価格が高い場合などは、1~2割まででしたらわりとすんなりと値下げに応じてくれる出品者さんも結構いたりします。
常識の範囲内というと漠然としたイメージがありますが、相手の立場で考えて可能な範囲で交渉してみると良いでしょうね。
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値下げ交渉はタイミングも大事
出品して間もない商品は、値下げされない傾向が強いです。
もしかしたら、高い値段でも売れるかも知れませんからね。
なかなか売れずに出品してから時間が経っている商品や、何回も再出品されているもののほうが、値下げ交渉を成立させやすかったりします。
なので、値下げ交渉にはタイミングも大事です。
メルカリ出品者に値下げできないと言われたら?
値下げ交渉の際にこちらが提示した金額について、出品者さんから「その金額ではちょっと厳しいです。」といった返答が返ってくることが多々あります。
そんな時は、主に以下の選択が迫られることかと思います。
- 潔くその商品は諦めて他をあたる
- 仕方なく値下げなしで購入する
- 再度、価格を訂正して値下げ交渉してみる
時と場合にもよるので一概に何とも言えませんが、再度、価格を訂正して値下げ交渉する際に、最初に提示した価格よりも少し高めの金額にする場合と、相手に単刀直入に「いくらだったら値下げOKですか?」と聞く場合があります。
最初の交渉の際の相手の出方にもよりますが、交渉しやすい雰囲気でしたら希望の価格を訂正して再度、値下げ交渉するのも有効だと思います。
その際には、もちろん相手に対して失礼のないように気をつけましょう。
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値下げ不可の出品者もいるので注意!

値下げ交渉不可
メルカリ出品者さんによっては値下げNGという人もいるので、商品説明文やプロフィールに値下げ交渉について書かれていないか事前にチェックしておきましょう。
プロフィールなどに「値下げ不可」と記載されているにも関わらず、値下げ交渉してしまうと後々面倒なことになる可能性もありますからね。
こういったメルカリでのユーザー独自のマイルールには賛否両論がありますが、取引をスムーズに済ませるには無視できないこともあったりします。
値下げ交渉においてもそれは同様です。
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メルカリでの値下げ交渉後の流れ
メルカリで値下げ交渉が成立したら、出品者さんに値段を変更してもらって購入するわけですが、こちらとしてできることは主に以下のとおりです。
値下げ交渉後の流れ
- できたら専用ページを用意してもらう
- お礼のコメント
- すぐに支払いを済ませる
値下げ交渉が成立すると出品者さん側で「値下げ可能です。値段を変更するので少々お待ちください。」といった返信がある場合がほとんどです。
値段が変更されたタイミングですぐに商品を購入できるように、プッシュ通知の設定を確認しておくと良いでしょう。
いいね!した商品とコメントした商品の通知をオンに設定しておくと、出品者さんがコメントに返信してくれた時や値下げされたタイミングでスマホに通知が届きます。
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値下げ交渉成立後は専用ページを用意してもらう?
メルカリで値下げ交渉が成立したら、できれば専用ページを用意してもらったほうが安全です。
なぜ専用ページを用意もらうのかというと、せっかく値下げしてもらった商品を他のメルカリユーザーさんに横取りされる危険があるからです。
中には専用出品不可の出品者さんもいたりしますが、値下げ交渉が成立したら、お礼のコメントと共に「できたら専用ページを用意していただけませんか?」とか「できれば専用出品でお願いできますか?」と交渉してみると良いでしょう。
メルカリの専用ページ(専用出品)については以下の記事を参考にしてみてください。
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参考メルカリの専用出品の仕方と〇〇さん専用ページの作り方
メルカリに出品されている商品を見ていると、よく見かけるのが・・・ 「〇〇さん専用」「〇〇様専用」と書かれた商品タイトルや商品画像です。 メルカリユーザーさんの間では暗黙の了解となっている専用ページを作 ...
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すぐに購入してくれるなら、専用出品してくれる出品者さんも結構メルカリにはいたりします。
値下げ交渉後の横取りに注意
メルカリの利用規約上、原則として商品の購入は早い者勝ちです。
早く購入手続きした人が購入者となるルールである以上、うまく値下げ交渉が成立した後でも他の人に商品を横取りされる危険があります。
先ほども書いたとおり、値下げ交渉成立後はできれば専用ページを用意してもらうことで、少しでも横取りされるリスクを回避するように心掛けましょう。
とはいえ、値下げ交渉後も安心はできません。
早く購入手続きを完了しないと、たとえ専用ページを用意してもらっても商品を横取りされる可能性はあります。
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参考メルカリは専用出品でも横取りされる?
メルカリでよくあるトラブルのひとつとして横取りというものがあります。 苦労してやっと見つけた商品を値下げ交渉などで、やっと良い条件で購入できるようになったその瞬間、まったく知りもしない第三者が突然、現 ...
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メルカリでは値下げ交渉が成功したからといって、交渉後もまったく気が抜けません。
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メルカリで値下げ交渉後に買わないとどうなる?
残念ながらメルカリには、値下げ交渉後に商品を買わない人もいるようです。
値下げ交渉だけしておいて、肝心の商品を買わないとどうなるでしょうか?
出品者さんにもよりますが、良い気分はしないでしょう。
おそらく嫌われます。
値下げに応じたのに購入しないというのは、メルカリ出品者さんに対しての裏切り行為として受け止められても仕方ありません。
「もうこの人とは今後、取引したくない!」と思われたら、当然ブロックされる可能性も考えられます。
もちろんメルカリの利用規約には、値下げ交渉が成立したら必ずその商品を購入しなければいけないというルールはありません。
しかし相手に対して失礼にあたるので、値下げ交渉が成立したら購入するのが一般的です。
もし同時に何人かの出品者さんに対して値下げ交渉していて、他の出品者さんから購入してしまった場合は、以下の例文のように購入できない理由と謝罪を一言コメントしておくのが礼儀です。
値下げ交渉後に購入できなくなった時のコメント例文
すみません。
他の出品者さんから購入してしまいました。
せっかく値下げに応じていただいたのに申し訳ございません。
きちんと謝罪のコメントをしても出品者さんにブロックされる可能性はありますが、それは仕方ありません。
とくに複数の出品者さんに同時に値下げ交渉する場合はご注意ください。
メルカリ購入者さんは必読!
メルカリ購入者さんは、こちらを読めば買い物の流れ、購入手続き、トラブル対処法などが一通りわかるようになっています。