メルカリは数あるフリマアプリの中でも利用規約に違反した場合、ペナルティーには厳しいと言われています。
あくまで主観的ではありますが、どちらかというとメルカリは購入者さんよりも、出品者さん側に対してのペナルティが厳しいように思えます。
場合によっては、一時的な利用制限ではなく無期限の利用停止(いわゆる垢バン)になることもあるのでアカウントの運用は慎重に行う必要があります。
なお、メルカリのペナルティについては以下の記事でくわしく解説しているので、参考にしてみてください。
メルカリの利用制限については上記の記事を参考にしていただくとして、この記事ではペナルティの中でも最も重い無期限利用停止について解説していきます。
今後メルカリを利用していくうえで無期限利用停止処分を受けないためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
無期限利用停止=垢バン・アカウントBAN・凍結
メルカリの無期限利用停止とは、二度とメルカリを利用できないことを意味します。
ネット上では「垢バン」とか「アカウントBAN」と呼ばれることもあります。
無期限の利用制限、アカウント凍結、強制退会なども意味的には同じです。
メルカリでは無期限利用停止になってしまうと、購入はもちろん、出品、いいね、コメントなどの機能が一切使えなくなります。
ただし無期限の利用制限中であっても取引中の商品がある場合は、最後まで取引できるようです。
しかし状況によっては、メルカリ事務局側で取引中の商品はキャンセルになる可能性もあるとのことです。
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メルカリ無期限利用停止の基準はメルカリ事務局側の判断
メルカリの利用停止措置は、明確な基準が公表されているわけではありません。
あくまでメルカリ事務局側の判断で、無期限の利用制限という重いペナルティが課されます。
なので、ある基準を超えたら利用停止…といったガイドラインはありません。
ギリギリを攻めて利用停止を回避することも困難です。
中には明らかにメルカリの規約に違反しているのに問題なく利用できているユーザーさんもいたりしますが、だからといって自分が同じことをしても利用停止にならないとは限りません。
出品禁止物や違法行為、禁止行為などは、メルカリ事務局の目に止まれば、無期限の利用制限措置を取られる危険があるということです。
メルカリで無期限利用停止になったアカウントは再開できない
基本的にメルカリで無期限利用停止になってしまった場合、そのアカウントは再開できません。
もう二度とメルカリを利用できないと思って良いでしょう。
実際に無期限の利用制限になってしまうと、メルカリ事務局から以下のようなお知らせが届くようです。
メルカリ事務局からのお知らせ
画像引用元URL:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11240347081
上記で引用させていただいたメルカリ事務局からのお知らせにも、「現在のところ復活予定の可能性はございませんので、今後の利用はご遠慮ください。」と書かれています。
無期限の利用制限となった場合、今後メルカリを利用することはできません。
この件についてメルカリ事務局に問い合わせても、回答は得られないと言っても良いでしょう。
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メルカリのアカウントが凍結される原因
メルカリのアカウントが凍結される原因は主に以下の行為です。
メルカリアカウントが凍結される原因
- 出品禁止物
- 禁止行為
- 違法行為
上記に該当するユーザーさんは、メルカリ事務局の判断によってペナルティの対象となりますが、アカウント自体が利用停止(無期限の利用制限)となるとは限りません。
一時的な利用制限を課されるだけで、一定期間を過ぎればメルカリの利用を再開できる場合もあります。
具体的にどういった原因でメルカリのアカウントが凍結されてしまうのかは、先ほども触れたとおり、メルカリ事務局側の判断としか言いようがありません。
しかし、以下のような行為はアカウント凍結(無期限利用停止)になりやすいのでご注意ください。
メルカリで垢バンされる原因
- 自動出品ツールなどを使って短時間に大量の商品を出品
- 販売した商品を外部の配送代行サービスを利用して発送
(FBAマルチチャネルサービスもNG) - 手元にない商品を出品
- 偽ブランドの出品
- 複数アカウントがバレた
- マネーロンダリングを目的とした行為
- 商品を海外から直接購入者さんへ発送
- メルカリ以外のフリマアプリへの誘導や直接取引を持ち掛ける
- 著作権および商標権の侵害
- ポイントを自演招待などで不正に取得したり利用する行為
- 暴言や誹謗中傷、個人が特定できる情報の書き込み
上記について簡潔に触れていきます。
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短時間大量出品
一時期メルカリに出品している転売業者の間で自動出品ツールが流行りました。
ツールを起動して短時間に大量の商品を自動的に出品できるので、一部のメルカリ転売業者が作業効率化のために使用していたようです。
ひとりのユーザーさんが短時間に大量の商品をメルカリに出品すると、その出品者の商品で検索結果画面が占領されてしまいます。
また複数のユーザーさんが自動出品ツールを使用すると、メルカリのシステムにもその分、負荷がかかります。
自動出品ツールを使用していない場合でも、連続で大量の商品を一度に出品する行為は、迷惑行為と見なされやすく、出品停止のペナルティを受けるメルカリユーザーさんもわりといたりします。
メルカリで売れた商品を外部の配送代行サービスを利用して発送
Amazonマーケットプレイスで商品を販売した経験のある方でしたら知っているかも知れませんが、FBAマルチチャネルサービスという配送方法があります。
FBAマルチチャネルサービスでは、商品を専用の倉庫に納品後、Amazonマーケットプレイスおよびその他のショップなどで販売して、商品が売れたら発送先住所をネット上で入力するだけで購入者さんに届けることができるという配送代行サービスです。
配送代行サービスを利用すれば、自分で商品の梱包・発送作業をしなくても業者がすべて代行してくれるため、大量の商品を販売するのに効率的だったりします。
しかし、メルカリの利用規約では第三者に購入者さんの個人情報を渡す行為は禁止されています。
配送代行サービスを利用した場合、当然メルカリのペナルティ対象となるので気をつけましょう。
手元にない商品を出品
メルカリでは手元にない商品の出品は禁止されています。
メルカリには楽天市場やAmazonの商品画像を使用して手元に商品がないのに出品、商品が売れたら楽天市場やAmazonで購入後、発送するユーザーさんが一部いたりします。
メルカリに出品した価格よりも安く楽天市場やAmazonで商品が手に入る場合、その差額が利益になるわけですが、さらに先に商品を仕入れてしまうと発生する在庫リスクを避けるために商品画像を他のネットショップから転用して無在庫出品する仕組みです。
いわゆる無在庫転売という手法です。
出品画像がアマゾンや楽天の商品ページのものと同じだった場合、手元にない商品を出品している可能性が考えられます。
※↑クリックで拡大表示
無在庫転売は「ノーリスクで副収入が得られる!」といったキャッチフレーズでネット上に誇大広告が出稿されているケースもあるようですが、そもそもメルカリの利用制限に違反しますし、無期限利用停止のリスクもあるのでご注意ください。
偽ブランドの出品
偽ブランドの販売は違法です。
なおメルカリに出品されている偽ブランド品については、以下の記事でも触れています。
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参考メルカリに出品されているコピー品・偽ブランド品事情を暴く?
偽物やコピーの高級ブランド品を出品する行為は、メルカリの利用規約ではもちろん、法律的でも当然、禁止されています。 メルカリの出品禁止物にもしっかりと明記されていますよね? 参考記事:メルカリの出品禁止 ...
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偽ブランド品の販売は犯罪行為なので、無期限利用停止だけでなく、逮捕される危険があります。
またメルカリの場合、ブランド品が安いという思い込みもあって偽物をつかまされる危険もあります。
なんでも安いからという理由で飛びつく人は危険です。
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参考メルカリでブランド品が安いと思って購入すると危険?
メルカリのCMを見ていると、ほしいものが何でも安く買えるような気がしてきますが、やはり世間一般の相場に対してありえないほど極端に安く出品されているものに安易に飛びついてしまうと痛い目に遭う危険性もあっ ...
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複数アカウントがバレたら垢バン?
メルカリの利用規約では複数アカウントの所持が禁止されています。
ネット上には、メルカリで複数アカウントを作成できる裏ワザといった情報もありますが、ハッキリ言って危険です。
またスマホを機種変更した際、メルカリを新しいスマホにインストール後、以前使っていたメールアドレスとパスワードを入力してログインすればOKですが、新規で登録してしまうと複数のアカウントの作成になってしまうのでご注意ください。
マネーロンダリングを目的とした行為
メルカリでのマネーロンダリングというと以前に以下のような記事を書きました。
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参考メルカリで現金が額面以上で売買される?利用規約では違反
すでに知っている人もいるかと思いますが、これまでメルカリでは普通に現金が出品されていて普通に売買されていました。 しかも、額面以上の価格で…。 もちろん、コレクションとして希少価値の高い旧紙幣や旧貨幣 ...
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ギフト券や金券類の出品は原則としてメルカリでは出品禁止物とされています。
また自分名義ではない銀行口座の使用も、場合によってはマネーロンダリングを疑われる可能性があるのでご注意ください。
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参考メルカリの振込口座名義は本人と住所氏名が違うと振込申請できない?
メルカリの銀行口座についてですが、必ず振込口座の名前がメルカリの登録情報と一致している必要があります。 つまり、自分名義以外の銀行口座ではメルカリの売上金を振込申請できないということです。 未成年者や ...
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商品を海外から購入者さんの住所に直接発送
海外のネットショップには、日本よりも安く売られている商品が数多くあります。
とくに中国のネットショップは、とにかく安い商品で溢れていて、それをメルカリに出品すれば利益が取れたりするわけですが、先ほども触れた無在庫転売の手法で商品が売れてから直接海外のショップから購入者さんのもとに届ける場合は、第三者に個人情報を渡すことになるため規約違反に該当します。
たまに「メルカリで買ったのに海外のショップから商品が届いた」という話を聞きますが、これはメルカリ出品者さんが購入者さんの発送先住所を海外のショップに入力して商品を購入している可能性が高いといえるでしょう。
そういった行為は、もちろんアカウント停止となるリスクが非常に高いのでご注意ください。
メルカリ以外のフリマアプリや直接取引を持ち掛ける行為
メルカリの利用規約では、他のフリマアプリやサービスへの誘導、およびSNSでの直接取引を誘発する行為は禁止されています。
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参考メルカリからラクマや他サイトへの誘導は規約違反!ペナルティに注意!
「ラクマにも出品してます!!」 …という文言が書かれた商品ページの説明文をメルカリでたまに見かけることがあります。 メルカリの禁止ワードを回避する方法としてラ〇マ、ラクマといった感じで伏字や半角カタカ ...
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たまにプロフィール文や商品の説明に「他のサイトでも販売中」といった文章を掲載しているユーザーさんを見かけますが、他のメルカリユーザーさんに通報される危険があるのでご注意ください。
著作権および商標権の侵害
著作権および商標権の侵害については、とくにディズニーなどのキャラクターを許可なく使用したイラストやグッズの販売が比較的わかりやすいかと思われます。
メルカリには知らずに著作編や商標権を侵害している出品者さんもいたりしますからね。
ハンドメイド商品や自作のイラストをメルカリに出品しているユーザーさんは、とくに著作権や商標権についての知識が必要です。
知らなかったでは済まされませんからね…
ポイントの不正取得・不正使用
メルカリでは複数の端末を使用して招待コードを自作自演で入力する行為は、もちろん禁止されています。
メルカリ招待コードの自演については以下の記事で取り上げたとおりです。
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参考メルカリ招待コードの自演はできる?やり方は?
メルカリの招待コード入力で500ポイントが貯まるというシステムは、非常によくできていてメルカリユーザーにとって魅力的な仕組みですよね? 招待した人と招待された人の両者が得をして、さらにメルカリの運営と ...
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メルカリ招待コードの自演は、先ほども触れた複数アカウントの作成にもつながるのでご注意ください。
暴言や誹謗中傷・個人が特定できる情報の書き込み
メルカリのコメントや取引メッセージでの暴言や誹謗中傷は、酷い場合、強制退会となる危険があります。
上記はメルカリのコメント欄に記載されている文言ですが、ここにもしっかりと「不快な言葉づかいなどは利用制限や退会処分となることがあります。」と書かれています。
また個人が特定できる住所や電話番号を書き込むことは禁止行為です。
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出品停止の場合は利用再開は可能
メルカリで利用規約に違反した場合、無期限の利用制限となる可能性もあると同時に単なる出品停止で済むケースがあります。
無期限利用停止になってしまったらアカウントの再開は絶望的ですが、出品停止でしたら再開は可能です。
ただし、立て続けに何回も規約違反を繰り返すと、無期限利用停止になってしまう危険があるのでご注意ください。
無期限利用停止になっても理由によっては再開できる?
先ほどメルカリで無期限利用停止になった場合、復活は非常に困難だと書きましたが、ごく稀に再開できることもあるようです。
ただし、規約違反など明らかに原因が自分にある場合は無理だと考えてください。
何らかのトラブルに不本意ながら巻き込まれてしまったり、自分には非がないことを証明することができた場合のみではありますが、一度、無期限利用停止になったアカウントを復活させるも不可能ではないということです。
何も違反行為をしていないにも関わらず、一方的に無期限利用停止の処分を受けたということについての説明を証拠と共にメルカリ事務局へ連絡して、利用再開できたという話もあるようですからね。
メルカリのアカウント無期限利用停止からの復活は、場合によっては不可能ではないといった感じです。
