メルカリは、スマホひとつで簡単に商品を出品できる手軽さが非常に便利ですが、どんな商品でも出品できるわけではありません。
当然、利用規約で出品禁止とされている商品があります。
もしメルカリで出品禁止物を出品してしまった場合、エラーで出品できなかったりします。
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出品禁止物をメルカリに出品すると「入力された情報から「禁止されている行為・出品物」に該当する可能性があります。」というエラーが表示されて出品できません。
しかし、すべての出品禁止物に対してこのようなエラーが表示されるわけではなく、中には出品できてしまって後からメルカリ事務局によって出品停止になったり、ペナルティが課されるケースもあるので、ご注意ください。
メルカリに出品する際は、事前に出品禁止物の確認をきちんとしておかないと、知らずに規約違反になってしまうこともあったりします。
この記事では、そんなメルカリの出品禁止物についてまとめてみました。
メルカリに出品してはいけない商品がどのようなものなのか?よくわからないという場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
メルカリの利用規約で禁止されている出品物とは?
メルカリのガイドを見てみると、禁止されている出品物は以下のとおりとなっています。
- 新型コロナウイルスの影響に伴い、取引が禁止されている商品
- 偽ブランド品、正規品と確証のないもの
- 知的財産権を侵害するもの
- 盗品など不正な経路で入手した商品
- 犯罪や違法行為に使用される可能性があるもの
- 殺傷能力があり武器として使用されるもの
- 危険物や安全性に問題があるもの
- 児童ポルノやそれに類するとみなされるもの
- 18禁、アダルト関連
- 使用済みの下着類
- 使用済みのスクール水着、体操着、学生服類など
- 医薬品、医療機器
- 許可なく製造した化粧品類や小分けした化粧品類
- 法令に抵触するサプリメント類
- 安全面、衛生面に問題のある食品類
- たばこ
- 農薬、肥料
- 現金、金券類、カード類
- チケット類
- 領収書や公的証明書類
- ゲームアカウントやゲーム内の通貨、アイテムなどの電子データ
- サービス・権利など実体のないもの
- 受け渡しに伴う手続きが複雑なもの
- 手元にないもの
- 福袋
- 試作品(商品サンプル)の掲載がないオーダーメイド品
- 象牙および希少野生動植物種の個体などのうち、種の保存法により必要とされている登録がないもの
- 利用制限がある、または契約や支払いが残っている携帯端末
- 規制薬物・危険ドラッグ類
- 個人情報を含む出品・投稿、個人情報の不正利用
- 外国為替及び外国貿易法(外為法)に抵触する商品について
- その他、不適切と判断されるもの
引用元URL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/259/
上記の出品禁止商品を見ていると、かなり細かいうえに厳しい基準を設けているようにも感じますが・・・
原則としては違法なもの、個人情報やライセンスがふくまれていたり本人確認を必要とするもの、条例に抵触する可能性のあるもの、薬事法や衛生法に抵触する可能性のあるもの、危険物、写真を見て内容の確認が困難なものが多いです。
中には、メルカリで普通に出品されているのを見かけるような商品もあったりしますが、利用規約では出品禁止物とされているのでご注意ください。
とくに金券類については出品禁止物とは知らずに出品してしまうメルカリ初心者さんもわりといたりするようです。
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もちろん現金も出品禁止物とされています。
また、明らかに不適切な商品が出品されているのを確認した場合は、メルカリ事務局に通報することも可能です。
メルカリで出品禁止物を出品している人がいるのはなぜ?
先ほども少し触れましたが、メルカリには明らかに出品禁止物であるにもかかわらず、普通に出品しているユーザーさんもいたりします。
なぜ出品を禁止されている商品を出品できる人とできない人がいるのでしょうか?
そんな疑問を抱く方も当然いらっしゃることでしょう。
メルカリ側が商品を出品禁止物かどうか判断する場合、まずは商品タイトルや説明文に入力されたキーワードにあらかじめ設定された禁止ワードがあるかどうかをチェックしているそうです。
上記の関連記事にも書いてあるとおり、メルカリ側が設定した禁止ワードには出品禁止物の名称も含まれています。
このメルカリ側が設定したフィルターに引っかからないように商品タイトルや説明文を入力すれば、出品禁止物でも出品できてしまうというわけです。
しかし、たとえ出品禁止物を出品できたとしても、メルカリ事務局の目に止まれば出品停止、または削除されます。
なぜメルカリには出品禁止物を普通に出品できている人がいるのか疑問に思っても、たまたま出品時にフィルターをすり抜けただけであって、いずれメルカリ事務局側が対応すれば出品できなくなると考えて良いでしょう。
メルカリで出品禁止物が売れた?
もしかしたらメルカリで出品禁止物と知らずに、なぜか出品できてしまった商品が売れてしまうこともあるかも知れません。
出品時の段階ではその商品が出品禁止物だとは知らなかったとしても、後から購入者さんや他のユーザーさんによる通報でメルカリ事務局が動く可能性も考えられます。
知らなかったとしても出品禁止物をメルカリに出品すると、あとでメルカリ事務局によって何かしらのペナルティを課せられるかも知れません。
この場合、知らなかったでは済まされないのでご注意ください。
売れてしまった直後に、その商品がメルカリの利用規約では出品禁止物だったとわかった場合は、購入者さんに事情を説明して取引をキャンセルすることもできます。
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出品禁止商品を知らず知らずのうちに販売してしまう危険性
メルカリで出品を禁止されている商品の一覧を見ていると、普通に出品されているようなものもあったりします。
たとえば、商品が手元になく取り寄せが必要な商品だったり(無在庫販売でよく使われる出品方法)、サプリメント類などがあります。
また、ゲームのアカウントについてはメルカリの規約では「物品ではないもの(情報、サービスの提供等)」に該当しますが、検索してみると普通に出品されているのが確認できます。
以前はゲームのアカウントの出品についてメルカリ公式Twitterでこんな発言がありました。
どういうことかと言いますと・・・
メーカー側が売買を禁止していたり、アカウントに個人情報が記載されているものは、メルカリでは出品禁止ということです。
しかし現在の利用規約では、ゲームアカウントなどの電子データは出品を禁止されています。
ゲームアカウント等の電子データは、取引後に該当アカウントが利用できなくなる等のトラブルに繋がるおそれがあるため、メルカリでの出品を禁止しています。
事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
引用元URL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/886/
また自動車・オートバイの出品については、きちんとカテゴリーもあるので一見、問題ないようにも思えますが・・・
何らかの事情があって所有者の変更登録が直ちにできない場合は、出品禁止物に該当します。
以上を踏まえたうえで、メルカリでは商品カテゴリーが用意されていて問題なく出品できそうに思えるような商品であっても、場合によっては出品禁止物になってしまうので気をつけてください。
あとこのブログでも取り上げましたが、仮想通貨のハードウェアウォレットも以前はメルカリに出品できたのですが、ある時期から出品禁止物として扱われるようになりました。
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メルカリで以前は普通に出品できた商品が、いつの間にか出品禁止物になっているケースも多々あります。
出品禁止物については定期的に確認することをおすすめします。
メルカリで出品禁止物を見つけたら事務局に通報
メルカリで出品禁止物を見つけた時は、メルカリ事務局に通報できます。
メルカリ事務局への通報の仕方は以下の記事を参考にしてみてください。
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参考メルカリでの通報の仕方!商品・コメントの報告とは?
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上記の記事でも触れていますが、通報したからといってすぐにメルカリ事務局が対応してくれるとは限りません。
しかしメルカリにおける迷惑行為が少しでも減る可能性があるなら、通報しても良いでしょう。
禁止ワードをすり抜けることを目的として、あえて商品名を書かなかったり、隠語を使ったり、〇〇などの伏字を使用したりして出品禁止物をメルカリに出品している悪質なユーザーさんも一部いるようですが、これらはすべて規約違反なので事務局に通報しても構いません。
メルカリで出品禁止物を販売したらどうなる?(ペナルティ)
メルカリで出品禁止物を販売した場合は、その商品が出品禁止だと知っていたかどうかに関係なく、ペナルティを受ける可能性があります。
どのようなペナルティを課されるかは、メルカリ事務局の判断によるため、一概には言えません。
ペナルティは数時間~1週間程度の利用制限かも知れないし、アカウント停止処分かも知れません。
なおメルカリのペナルティについては以下の記事を参考にしてみてください。
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参考メルカリのペナルティに注意!利用制限の原因とは?
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ただし、よほど悪質だったり、大量に出品禁止物を出品していない限りは、一発でメルカリを強制退会処分になる可能性は低いという声もあります。
偽ブランド品の販売や悪質な詐欺行為など明らかに違法なものを販売した場合は、もしかしたらメルカリ事務局によるペナルティでは済まされず、警察が動くかも知れませんけどね…。
とにかく安全にメルカリを利用したいのであれば、出品禁止物は一切扱わないことが重要です。
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