以前、メルカリユーザーは民度が低いと言われることについて書きましたが、その際によく比較対象として挙げられるのがヤフオクだったりします。
たとえば、「メルカリは本当にバカばかりで民度が低い!ヤフオクのほうが極端な値下げとか要求してこないし、ユーザーの質も良い!」みたいな発言をネット上で見かけることが度々あります。
メルカリはフリマでヤフオクはオークションなので、ユーザー層が違うものとして以前は語られたりもしました。
しかし現在ではヤフオクも以前ほどオークション色が強くなく、メルカリ同様、単なる個人売買の場として認識されているといった印象です。
メルカリとの民度の差を比較されやすいヤフオクですが、メルカリはヤフオクよりも民度が低い説は本当なのでしょうか?
目次
メルカリとヤフオクを両方とも使っている側の印象
フリマアプリとオークションといった感じで、微妙にコンセプトが違うメルカリとヤフオクなんですが、どういうわけか比較されることが多かったりします。
ちなみにメルカリとラクマが比較される時は、民度よりも手数料や利用者数が対象となるようです。
私も長年ヤフオクを利用していますが、メルカリのようなトラブルがヤフオクで起こることはほとんどありませんし、正直言うとメルカリとの民度の違いというのは感じています。
逆にメルカリはトラブルも発生するけどヤフオクよりも勢いがあって、とくに安価な商品は出品した瞬間に売れたりすることも多いです。
非常に主観的ではありますが、メルカリとヤフオクを両方使っていて感じる印象はこんな感じですかね?
- メルカリは成長期(イケイケ)
- ヤフオクは成熟期(マッタリ)
メルカリの利用者はヤフオクと比較すると若い年代が中心なので、良くも悪くも勢いを感じます。とにかく攻めている印象が強く、時にはそれが暴走してトラブルに発展することも…といったところでしょうか?
それに対してヤフオクは昔のような勢いはなく、使い慣れた人たちが落ち着いた感じで利用しているのかなと…。
もちろん、例外もありますけどね。
例えるならば、メルカリは育ち盛りの子供で、ヤフオクは落ち着いた大人といった感じですね。
それらがいわゆるユーザー層の違いなのでしょうか?
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メルカリとヤフオクの文化の違い?
ヤフオクは古くからあるサービスです。
たしかにメルカリは急成長しましたが、ヤフオクと比べるとそれほど長い歴史はありません。
また先ほどユーザー層の違いについて触れましたが、ヤフオクは元々パソコンユーザー向けのオークションサイトでした。
ヤフオクが日本でサービスを開始したのは1999年なので、ガラケーはあったけどスマホがない時代です。
古くからヤフオクを利用しているユーザーさんの多くはパソコンでの操作に慣れ親しんでいるわけです。
一方、メルカリは最初からアプリとして提供され、スマホユーザーが主な利用者でした。
メルカリは当然、ヤフオクに比べて新しいサービスなので、初期のユーザーさんは主に若年層が多くを占めます。
またメルカリはコメントやいいねなどSNSの延長線として、ユーザーさん同士が気軽にコミュニケーションできる仕組みになっています。
礼儀を重んじる年配者の多いヤフオクと、SNS時代の気軽な交流に慣れた若年層の多いメルカリでは当然、文化も違うわけです。
また、ヤフオクは入札者評価制限ができて、送料は購入者さんが負担するのが普通…みたいな出品者優位の雰囲気がまだ残っているようです。
それに対してメルカリは基本的に誰でも気軽に購入できて、送料無料(出品者負担)が当たり前といった風潮があります。
ちなみにメルカリとヤフオクの手数料については以下の記事で比較しています。
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メルカリとヤフオクの手数料を比較!どちらが得?
メルカリの手数料は高いと言われることがよくありますが、比較対象として取り上げられるのが楽天の運営する同じフリマアプリのラクマやヤフオクだったりします。 ここ数年はフリマアプリが台頭してきてネットオーク ...
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ヤフオクに慣れ親しんでいる人が、メルカリを利用するとさまざまなギャップを感じることでしょう。
メルカリでは当たり前の値下げ交渉や挨拶もせずに要求だけしてくるユーザーさんの態度が、礼節を重んじるヤフオクユーザーさんにとっては、「民度が低い!」と感じる大きな理由ではないでしょうか?
世界や文化が異なれば当然常識も違います。
ヤフオクの常識はメルカリでは通用しない場合もありますし、その逆も然りといった感じですね。
当然お互い相容れない部分もあるため、それが「メルカリはヤフオクと比べて民度が低い」と言われる理由だったりするのではないかと思います。
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ヤフオク慣れした人ほどメルカリを利用するとストレスが溜まる?
メルカリが登場して以来、爆発的なダウンロード数が話題になってから、ニュースサイトのようなメディアがメルカリを取り上げる際にヤフオクを比較対象とすることがあります。
たとえば、「メルカリがヤフオクに勝った」みたいに…。
参考記事:「メルカリ」が「ヤフオク」に勝った訳 ストレスを限りなく軽減(ライブドアニュース)
上記のような見出しの記事が目に止まると、ヤフオクユーザーとしてはメルカリが気になりますよね?
またテレビを見ていてメルカリのCMが気になった人もいるでしょう。
気になってメルカリを実際に使ってみると当然ヤフオクとはユーザー層も違うため、取引相手と文化や常識、価値観も合わず、結果的にストレスを覚える人も出てくるというわけです。
ヤフオクに慣れていると、メルカリでは何かとストレスが溜まるという意見を聞いたこともあります。
先ほども触れたとおり、ヤフオクでは当たり前のことがメルカリユーザーには通用しないようで、そこにストレスを感じるみたいです。
このような背景もあって、ヤフオクユーザーによるメルカリ批判というのはネット上でもわりと目立つけど、メルカリユーザーによるヤフオク批判はそれほど目にする機会はありません。
「メルカリはヤフオクよりも民度が低い」というのは、とくにヤフオクユーザーさんの声が強く反映された意見なのかも知れません。
昔は民度が低いといえばモバオクでしたが?
最近は、あまり聞かなくなりましたが、もともとガラケーで利用することを目的としたオークションでモバオクというサービスがあります。
昔は「ヤフオクと比べてモバオクは民度が低い」なんて言われていたこともあって、その理由についてはヤフオクとメルカリが比較される場合とほぼ同じでした。
当時のモバオクユーザーさんは、やはりヤフオクと比べると若年層が中心で、マナーが悪いだとか、常識がないだとか…そんなふうに言われていたような記憶があります。
今は私もモバオクを利用することはほとんどありませんが、ここ最近では民度が低いと言われることもすっかりなくなりました。
モバオクもそれなりに歴史を重ねて成熟したのかな?
ただ単にユーザーさんが減っただけかも知れません?
当時若かったモバオクユーザーさんも年月が経てば大人になりますからね。
そんなモバオクなんですが、実は今も健在です(笑)
現在のモバオクは、ガラケーではなくスマホに対応したフリマアプリとして時代に合ったサービスを提供しています。
ダウンロード:オークションアプリ・フリマアプリはモバオク!簡単手数料無料
ヤフオクの民度も低下中といわれている理由とは?
この記事は2017年9月に書いた内容に加筆修正したものです。
当時は「メルカリはヤフオクよりも民度が低い」という意見が多かったのですが、あれから数年が経過してヤフオクの民度も低下しているといわれています。
メルカリのペナルティーが厳しくなったりして、利用制限やアカウント停止になる人が増えると、どうやらラクマやヤフオクに流れてくる傾向にあるみたいです。
また、利用制限を受けていなくてもメルカリユーザーが増えすぎて、出品した商品がなかなか売れないため、ヤフオクを利用するといった人も当然いると思います。
そんなわけで以前は平和だったヤフオクでもメルカリ同様、ルーズな出品者や極端な値下げ交渉が増えているようです。
古参のヤフオクユーザーさんにとっては、ヤフオクがメルカリ民によって荒らされているといった印象でしょうか?
最初はメルカリはヤフオクよりも民度が低いといわれていたけれど、時間が経つとお互い新規ユーザーも増えて平均化していくという結果に…。
今後の動向も気になりますね…