メルカリの手数料は高いと言われることがよくありますが、比較対象として取り上げられるのが楽天の運営する同じフリマアプリのラクマやヤフオクだったりします。
ここ数年はフリマアプリが台頭してきてネットオークションは過去のものとして扱われている印象がありますよね?
しかし、現在でもヤフオクは大きな市場だったりします。
ヤフオクに慣れ親しんだ人から見ると「メルカリは民度が低い!」なんて言われることもあったりしますが、どちらも一長一短だというのは手数料を比較してもわかります。
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メルカリはヤフオクより民度が低いという比較
以前、メルカリユーザーは民度が低いと言われることについて書きましたが、その際によく比較対象として挙げられるのがヤフオクだったりします。 たとえば、「メルカリは本当にバカばかりで民度が低い!ヤフオクのほ ...
・・・ということで、今回はメルカリとヤフオクの手数料を比較してアレコレと考えてみました。
目次
手数料に関してメルカリはシンプルでヤフオクは複雑?
メルカリとヤフオクの手数料を比較してみると、どちらも商品を購入(落札)する場合は、とくに手数料はかかりません。
ヤフオクは、Yahoo!かんたん決済をご利用の場合のみなんですけどね。
で・・・
実際に自分の商品を出品して売るとなると、メルカリの手数料は販売価格の10%なのでわかりやすいのですが、それに比べてヤフオクの手数料はちょっと複雑だったりします。
ヤフオクに参加するにはYahoo! JAPAN IDが必要です。
Yahoo! JAPAN IDを取得すれば一般Yahoo!会員になるわけですが、さらにYahoo!会員には一般会員とLYPプレミアム会員があります。
Yahoo!会員であれば、一般会員およびLYPプレミアム会員のどちらでもヤフオクには参加できますが、販売手数料が違います。
会員 | 落札システム手数料 |
Yahoo!一般会員(非LYPプレミアム会員) | 落札金額の10% |
LYPプレミアム会員 | 落札金額の8.8% |
メルカリの場合、販売手数料は10%固定なのでシンプルです。
それに対してヤフオクの販売手数料(落札システム手数料)は会員によって異なるため、少し複雑だったりするんですよね…
また、ヤフオクは基本的に出品システム利用料は無料ですが、特定カテゴリに該当する商品を出品する場合は必要になります。
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LYPプレミアム会員は有料なので注意!
以前はヤフオクを利用するにあたってLYPプレミアム会員への登録が必須でしたが、現在はLYPプレミアム会員登録なしでも出品可能となりました。
ただし、先ほども触れたようにYahoo!一般会員(プレミアム会員登録なし)とLYPプレミアム会員とでは販売手数料が違うので気をつけましょう。
LYPプレミアム会員になるには、月額508円(税込)かかります。
LYPプレミアム会員は、ヤフオクの手数料が割引にはなるけど有料です。
とはいえ、無料でLYPレミアム会員になる方法も実はあるんですけどね。
LYPプレミアムについては以下の公式サイトをご確認ください。
↓↓↓
➡ LYPプレミアム
メルカリとヤフオクの手数料の一覧表
一般的には、メルカリの販売手数料は売れた商品金額の10%、ヤフオクの販売手数料は落札価格の8.8%と言われることが多いですが、8.8% というのはLYPプレミアム会員の場合であり、一般会員(非プレミアム会員)は10.0% とされています。
さらにLYPプレミアム会員の会費は月額508円です。
ヤフオクに出品する場合、LYPプレミアムに会員登録する必要はありませんが、その代わり非プレミアム会員だと販売手数料が商品落札金額の10%かかってしまいます。
それに対してLYPプレミアム会員だと販売手数料は商品落札金額の8.8%です。
次にメルカリとヤフオクのオークション手数料を比較してみるとこんな感じになります↓
比較項目 | メルカリ | ヤフオク |
---|---|---|
販売手数料 | 一律10% | プレミアム会員:8.8%、非会員:10% |
振込手数料 | 1万円未満200円、1万円以上無料 | 条件により0~100円 |
高額商品への適性 | 高額商品は手数料が割高 | プレミアム会員なら割安 |
初心者向け | 分かりやすく簡単 | やや複雑(高額商品向け) |
また、特定カテゴリに出品する場合は、利用料金が異なるので注意が必要です。
メルカリに慣れているとヤフオクの販売手数料はわかり難く複雑な印象を受けるかも知れませんが、Yahoo!プレミアム会員と非プレミアム会員で待遇が違うということを頭に入れておきましょう。
またヤフオクの場合、LYPプレミアム会員でないと入札できない商品があるのでご注意ください。
ヤフオクを制限なしで利用したいのであれば、結局LYPプレミアム会員は必須というわけです。
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メルカリとヤフオクの出品者が負担する手数料を比較
メルカリとヤフオクの販売手数料(落札システム手数料)の違いはご理解いただけたと思いますが・・・
他にも各出品者さんが負担しなければならない手数料は発生します。
メルカリとヤフオクの配送方法と送料
メルカリの場合、出品者側が負担するのは送料と売上金の振込手数料ですよね?
送料については、メルカリ・ヤフオクともに選択した配送方法によって安いものから高いものまであります。
メルカリには、ゆうゆうメルカリ便・らくらくメルカリ便といった独自の配送方法が選択できますが、ヤフオクにもゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)・ヤフネコ!パックがあります。
匿名配送にもしっかりと対応していますし、値段も手軽です。
ヤフネコ!パックの送料は、出品者が負担する場合と落札者が負担する場合で料金が違うのも特徴的だったりします。
売上金の振込手数料はメルカリの方がヤフオクよりも高い?
メルカリの売上金を登録している銀行口座に入金する際の振込手数料は、1万円未満200円、1万円以上無料です。
それに対してヤフオクではPayPay銀行以外の銀行に売上金を振り込む場合、振込手数料は1回につき100円となっています。
PayPay銀行への振込手数料は無料です。
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ヤフオクは出品商品の取り消しにも出品取消システム利用料が発生する
メルカリでは出品している商品を非公開・削除が自由にできます。
ヤフオクの場合はオークションという形式上、入札されただけでは終了しません。
入札者がいる状態でヤフオクの出品を取り消す場合は、出品取消システム手数料として1出品あたり550円(税込)が発生します。
ヤフオクの出品取消システム手数料については、中古車・新車などの一部カテゴリにおいては3,080円(税込)かかるのでバカにならないですよね?
LYPプレミアム会員の月額を無料にできる裏ワザ?
先ほどヤフオクを利用するうえで、LYPプレミアム会員に登録すれば販売手数料が8.8%、入札者認証制限などを気にせずに利用できると書きましたが・・・
プレミアム会員になるには月額508円(税込)を支払う必要があるんですよね~
LYPプレミアム会員の月額料金が高いという意見も度々ネット上で見かけます。
メルカリユーザーさんの中にも、「LYPプレミアム会員の月額508円さえなかったら、もっとヤフオクを利用するのに…」という人も当然いらっしゃるでしょう。
実は月額508円を支払わずにヤフオクをLYPプレミアム会員として利用する方法があります。
裏ワザというほどの手法でもないんですけどね…
ある条件を満たしていると月額508円を支払わずにLYPプレミアム会員になれます。
もちろん違法なことではないのでご安心ください。
契約しているスマホがソフトバンクもしくはワイモバイルである必要があります。
ソフトバンクユーザーがLYPプレミアムを無料で利用できる条件
ソフトバンク契約者がLYPプレミアムを無料で利用するには、以下の条件が必須です。
- スマートログイン設定(ソフトバンクIDとYahoo! JAPAN IDが連携)
- 現在の料金プラン(5Gや4Gプランなど)を契約
- Yahoo!プレミアムの特典が付帯するLYPプレミアムに登録
一部の古いプランや法人契約は対象外となる可能性があります。
ワイモバイルユーザーがLYPプレミアムを無料で利用できる条件
ワイモバイル契約者がLYPプレミアムを無料で利用するには、以下の条件が必須です。
- ワイモバイル公式サイトやMy Y!mobileアプリからY!mobileサービスの初期登録(ワイモバイル契約とYahoo! JAPAN IDを連携)
- スマホベーシックプランS/M/L、シンプルプランなどを契約
- 初期登録時に連携したYahoo! JAPAN IDでLYPプレミアムにアクセスし、特典を利用可能な状態にする
注意すること
ソフトバンクおよびワイモバイルユーザーともに以下の点にはご注意ください。
注意点- スマートログインや初期登録を行わない場合、LYPプレミアムの無料特典は適用されない
- 契約者以外が利用することは不可
- キャンペーンや特典は変更される可能性がある
また、以下のサイトも参考にしておくとよいでしょう。
ワイモバイルユーザーの場合は、以下のページを参考にYahoo!プレミアム for Y!mobileの条件を満たす必要があります。
これからオトクにヤフオクを始めるなら?
ソフトバンクもしくはワイモバイルユーザーであれば、LYPプレミアム会員の月額料金が無料になるわけですが、さらにオトクなのはキャッシュバックキャンペーンを利用することです。
ソフトバンクやワイモバイルは、定期的にキャッシュバックキャンペーンを開催していて、スマホを乗り換える際に条件を満たしていると、最大で数万円のキャッシュバックが受けられます。
LYPプレミアム会員の月額料金が無料になるだけでなく、キャッシュバックも受けられるというのは、たしかにオトクですよね?
メルカリだけでなく、ヤフオクも効果的に利用するならこの際、スマホをソフトバンクやワイモバイルに乗り換えてしまってもいいかも知れません。
キャッシュバックの金額や詳細については、時期によっても変わるので、公式サイトをご確認ください。
メルカリとヤフオクを有効活用できる環境
メルカリとヤフオクの手数料についてかんたんに比較してきましたが、ヤフオクの場合、落札システム手数料がLYPプレミアム会員かどうかが大きく影響してきます。
LYPプレミアム会員になれば、ヤフオクでは販売手数料・振込手数料ともにメルカリより安く抑えることが可能です。
そしてYahoo!プレミアム会員の月額508円は年間にすると結構な金額になるので、ソフトバンクユーザーもしくはワイモバイルユーザーの特典を活用するのがベストでしょう。
メルカリとヤフオクを最も有効に活用するには環境を整える必要があります。
メルカリとヤフオクのどちらが得かは条件次第
結局のところ、メルカリとヤフオクの手数料を比較してどちらが得かは条件次第ということです。
この場合、条件というのは主に以下のようなものが考えられます。
- 出品する商品の量
- 利用頻度
- ソフトバンクユーザーもしくはワイモバイルユーザーか?
- PayPay銀行の口座を開設しているかどうか?
LYPプレミアム会員の場合、落札システム手数料は8.8%なので、出品した商品が売れれば売れるほどメルカリの販売手数料10%よりも1.2%ほどお得だと考えられます。
また月額508円を支払ってLYPプレミアム会員としてヤフオクを利用するなら、どれだけ利用しても月額費は一定なので利用頻度が少ないと損です。
詳細をチェック!
ソフトバンクユーザーとワイモバイルユーザーは、せっかくの特典なので月額無料でLYPプレミアム会員としてヤフオクを利用するとよいでしょう。
ある程度、売上金がまとまってきたらPayPay銀行の口座を開設しても遅くはないと思います。
昔は、よく「メルカリとヤフオクはどっちがいい?」みたいな質問をQ&Aサイトに投稿する人も結構いたような気がします。
しかし現在では、こういった漠然とした比較というのは両者がシンプルなシステム構造になっていないと一概には言えない状況です。
「どちらが得か?」というよりは、自分自身の環境がどちらに向いているかで判断するとよいでしょう。