以前は本人確認しなくても出品・購入ともに普通に利用できたメルカリですが、現在では本人確認を強化しています。
過去にメルカリは、盗品や現金などの出品をはじめ、度々、事件が起こることもあって、ニュースにもなってきましたよね?
その対策としてメルカリは本人確認を強化しました。
本人確認というと自分の本名・住所・電話番号・メールアドレスといった個人情報、そしてスマホのカメラで撮った顔写真をメルカリ側に渡す必要があります。
なので、「メルカリの本人確認が怖いんだけど大丈夫?」と心配する人も当然いらっしゃるでしょう。
しかし、メルカリに限らず本人確認を警戒する前にきちんとした情報を理解しておく必要があります。
人間は、理解できない情報を怖れる傾向が強いですからね。
もし現在、メルカリを利用しているけど本人確認が怖くて迷っている状態でしたら、この記事を参考にしてみてください。
目次
メルカリで本人確認したくない理由は個人情報流出が危険だから?
昨今では個人情報流出事件が度々起こりますよね?
メルカリも過去に個人情報が流出したことがありました。
上記についてはメルカリの公式サイトでもその経緯やお詫びが掲載されていますが、きちんと調査結果も以下のように記載されています。
調査の結果、新たに判明した事項につきまして、下記の通りご報告いたします。
なお、本件はID・パスワードの漏洩、不正アクセス等により発生したものではなく、悪質な情報漏洩、データ改竄は確認されておりません。引用元URL:https://about.mercari.com/press/news/articles/20170622_incident_report/
個人情報流出というと、ニュース記事の見出しだけを見て脊髄反射的に「自分のIDとパスワードが乗っ取られる!メルカリに登録したクレジットカードを悪用されたらどうしよう?」と騒ぎたくなる気持ちも理解できますが、冷静になって情報を収集していくと、悪質な情報漏洩、データ改竄は確認されていないことがわかります。
ネガティブな情報ほど拡散されやすく、内容よりも見出しだけでニュース記事を勝手に解釈する人も多いので無条件にメルカリの本人確認は危険だと思い込んでしまう人もいるでしょう。
もちろんメルカリ側に非はあります。
しかしメルカリもこういった反省を踏まえて対策していますし、2022年現在大きな個人情報流出は起こっていません。
もちろん今後も一切個人情報流出が起こらないとは言い切れませんが、必要以上に恐れることもないと思います。
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アプリでかんたん本人確認を使えば楽?
「アプリでかんたん本人確認」とは、メルカリやメルペイを利用するうえで必要となる本人確認作業を効率的にできる方法です。
アプリでかんたん本人確認のやり方は2つあります。
アプリでかんたん本人確認の方法
- マイナンバーカード読み取り方式
- 自撮り方式
マイナンバー読み取り方式は署名用電子証明書パスワード、マイナンバーカードが必要です。
自撮り方式は本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、在留カード、マイナンバーカード、パスポート)を手元にご用意ください。
今なら本人確認で800Pもらえる!
2023年8月15までにアプリでかんたん本人確認を完了すると、800ポイントが付与されます。
メルカリに新規登録時に招待コードを入力後、すぐにアプリでかんたん本人確認をオススメします。
マイナンバー読み取り方式でメルカリ本人確認
マイナンバー読み取り方式でアプリでかんたん本人確認を利用する場合、以下の手順で行います。
マイナンバー読み取り方式で本人確認
- メルカリのアプリを起動したらこちらをタップ
- 申し込みを開始したら本人確認書類の選択画面で「スピード本人確認」のマイナンバーカードを選択
- マイナンバーカードの交付を受ける際に市区町村の受付窓口で設定した署名用電子証明書パスワードを入力
- スマホのカメラでマイナンバーカードを読み取る
- 本人情報を入力
- パスコードを設定
※1のリンクが使えない場合はこちらをタップ
自撮り方式でメルカリ本人確認
自撮り方式でメルカリの本人確認を完了する手順は以下のとおりです。
自撮り方式でメルカリ本人確認
- メルカリのアプリを起動したらこちらをタップ
- 本人確認書類の選択画面で「他書類で本人確認」から使用する本人確認書類を選択
- スマホのカメラで本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、在留カード、マイナンバーカード、パスポートのいずれか)を撮影(※表、裏、本人確認書類の特徴(厚み)等の3箇所を撮る)
- 画面の指示に従って自分の顔写真をスマホで撮影
- 本人情報を入力
- パスコードを設定
※1のリンクが使えない場合はこちらをタップ
アプリでかんたん本人確認が難しい!うまくできない?
アプリでかんたん本人確認で写真撮影がうまくいかない場合は、メルカリ公式YouTubeチャンネルによる以下の動画を参考にしてみてください。
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メルカリは本人確認しないと出品できない?
「メルカリは本人確認しないと売れない?」という声もあるようですが、結論をいうとメルカリの出品に本人確認は必要ありません。
しかし本人情報の登録は必須です。
メルカリ出品時に登録必須の本人情報
- 氏名
- 生年月日
- 現住所
メルカリに出品するだけなら本人確認は不要ですが、出品者さんの名前や住所が確認できない状態での取引はトラブルや下手したら犯罪行為にもつながるため、氏名・生年月日・現住所の登録は必須となっています。
本人情報(氏名・生年月日・現住所)の登録さえすれば、本人確認していなくてもメルカリは利用できます。
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メルカリの本人確認にはどれくらい時間がかかる?
無事にメルカリの本人確認作業を終えても、そこから審査完了まで2~3日ほど時間がかかります。
最短2営業日で本人確認の審査を完了とのことです。
本人確認完了のお知らせは、メルカリに登録したメールアドレスあてに送られてきます。
申し込み状況によっては、さらに審査完了まで待たされることもあるようです。
メルカリで本人確認が完了すると本人確認済バッジが表示
無事に本人確認が完了すると、メルカリのマイページに本人確認済バッジが表示されます。
本人確認済バッジは、出品した商品ページやプロフィールにも表示されます。
一応、本人確認を完了しているメルカリユーザーの証みたいな感じで、他のユーザーさんに安心感を与える役割もあるようですが、実際の効果はわかりません。
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メルカリで本人確認をしないとどうなる?
先ほども触れたとおり、メルカリは本人確認をしなくても利用できます。
ただし本人情報の登録は必要ですけどね。
本人確認をしないとメルカリの利用が一部制限されます。
メルカリで本人確認をしない場合の制限
- 売上金がメルペイ残高にならない
- 売上金をメルペイスマート払いの支払いに利用できない
- 180日以内に売上金を振り込まなければいけない
- 銀行口座からのチャージができない
本人確認を完了していないとメルペイの恩恵が十分に受けられません。
また、メルカリでは本人確認しないと売上金をメルペイ残高として利用できず、180日以内に一度振り込みしてもらう必要があり、振込手数料も発生します。
メルカリで本人確認した人を見分ける方法
先ほど本人確認済バッジについて触れましたが、メルカリユーザーさんの中には「できれば本人確認済の人と取引したい!」という人もいるでしょう。
メルカリで本人確認しているユーザーさんを見分けるのはかんたんです。
確認したいユーザーさんのプロフィールや出品ページに本人確認済バッジが表示されていれば、その人は本人確認を完了しています。
逆に本人確認していないメルカリユーザーさんは、以下のように「本人確認前」と表示されます。
本人確認前だからといって、決してそのユーザーさんが信用できないわけではありません。
メルカリが本人確認を強化する理由
メルカリが本人確認を強化する主な理由について、わかることをまとめると以下のとおりです。
- 今後さらに安心・安全な利用環境を提供するため
- 盗品などの不正出品を防止するため
- 不正利用者のモニタリングや、警察・捜査機関への捜査協力の際にユーザー情報を活用するため
本人確認強化となると、どうしてもネガティブに捉えてしまう人もいますが、これはあくまでもユーザーさんたちに安心・安全な環境でメルカリを利用してもらうための施策ですからね。
過去には書店で万引きした本をメルカリに出品していた40代の女性が逮捕されたという事件がありました。
参考:万引き本800冊出品でも放置! 泥棒市場と化す「メルカリ」(デイリー新潮)
他にも当ブログでは、過去にメルカリで起こった事件を取り上げたことがあります。
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メルカリで複数のアカウントを転売して逮捕者が出た件
メルカリでは昨今、悪質なユーザーの取り締まりに力を入れていて、中にはアカウント停止のペナルティを受けて無期限の利用停止となった人もかなり出ているようなんですが・・・ そういった人たちの需要に答えるかの ...
また、ブランド品の偽物やコピー品の出品についても問題視してきました。
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メルカリに出品されているコピー品・偽ブランド品事情を暴く?
偽物やコピーの高級ブランド品を出品する行為は、メルカリの利用規約ではもちろん、法律的でも当然、禁止されています。 メルカリの出品禁止物にもしっかりと明記されていますよね? 参考記事:メルカリの出品禁止 ...
あと、こんなこともありましたよね?↓
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メルカリで現金が額面以上で売買される?利用規約では違反
すでに知っている人もいるかと思いますが、これまでメルカリでは普通に現金が出品されていて普通に売買されていました。 しかも、額面以上の価格で…。 もちろん、コレクションとして希少価値の高い旧紙幣や旧貨幣 ...
上記のようなメルカリで違法出品を行うユーザーというのはごく一部なのかも知れません。
しかし、ニュースなどで大々的に報道されてしまうと、メルカリの悪評が一気に拡大することによって、世間的にはブラックマーケットのようなイメージが付いてしまうものです。
下記の記事によると、実際に関係者からは「実際には不適切な出品はほんのごくわずかだが、ブラックマーケットのようなイメージが広がり、社内に危機感があった」という声もあがっているみたいですしね…。
参考:メルカリ、本人確認機能を強化へ 個人情報の登録を年内にも義務化 「違法品の闇市場」イメージを懸念
メルカリを利用する人が爆発的に増えたことで、ごく一部とはいえトラブルや事件などの発生が頻繁になってくると、対策を講じなければ健全なユーザーさんたちの安心・安全を守ることも難しくなってくるので、どうしても本人確認を強化する必要が出てきてしまいます。
今のところ、本人確認をしないままメルカリを利用できます。
本人確認するかしないかはご自身で判断すればOKです。
しかし、本人確認をしたほうがメルカリやメルペイがさらに快適になります。
メルカリ出品者さんは必読!
メルカリ出品者さんは、こちら↑をお読み頂ければ、出品方法やその手順、商品を少しでも高く売るためのコツ・テクニック、梱包・発送、注意点、トラブル対処法などが一通りわかるようになっています。