メルカリでは昨今、悪質なユーザーの取り締まりに力を入れていて、中にはアカウント停止のペナルティを受けて無期限の利用停止となった人もかなり出ているようなんですが・・・
そういった人たちの需要に答えるかのように某オークションサイトでは、以前からメルカリのアカウントが売買されていました。
これが結構、売れていたようなんですね…。
そして、ついに2017年にはメルカリのアカウント転売で逮捕者が出ました!
事件発生当時は、多くのメディアがニュース記事をアップしていましたが、一定期間を過ぎると古いニュース記事は削除される傾向にあるため、現在では情報元となる記事がまとめサイトくらいになっています。
アカウントを複数販売して逮捕者が出た事件については、メルカリ公式は以下のページで軽く触れています。
今回の事件は、アプリの規約違反による不正な複数アカウント作成とアカウント転売では初の立件らしく、TwitterなどのSNSを中心にネット上でも話題になっていました。
目次
メルカリで複数のアカウントを取得したらヤバい?問題はアカウント転売?
当ブログでも以前、取り上げたとおり、メルカリの利用規約ではアカウントはひとり1つというのが原則とされていて、一人で複数のアカウントを取得し、運用することは禁止行為です。
今回、メルカリで不正に複数のアカウントを作成して、それをオークションサイトで大量に販売したことによって2人の逮捕者が出たわけなんですが、私電磁的記録不正作出・同供用容疑という聞きなれない犯罪でした。
私電磁的記録不正作出罪について調べてみたところ、ちょっと小難しい部分もありましたが、わかりやすいところではこんな感じでした。
人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
引用元:https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E7%AC%AC161%E6%9D%A1%E3%81%AE2
確かにメルカリで禁止されている同一人物による複数アカウントの取得というのは、メルカリ運営会社の事務処理を誤らせることを目的としている行為と解釈することもできるような気がします。
法律的なことには疎いこともあって、何となくそんな気がするといったニュアンスになってしまいましたが・・・
何らかの違反行為があってメルカリを利用できない人に、複数アカウントを取得して販売する行為というのは、実際に販売目的でアカウントを複数取得した本人と、過去に利用停止になって不正にメルカリの利用を再開しようとするユーザーさんの個人情報が紐付かないわけですし、事務処理するメルカリ側にとっては処理を誤る要因にもなりますからね。
決してメルカリの複数アカウントの取得を奨励する趣旨ではないことを前提に、以前、複数アカウントについての記事を書いたことがありましたが、自己責任とは言え、非常にリスクの高い危険な行為だというのが証明されたと言っても良いでしょう。
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メルカリ複数アカウント作成の裏ワザが危険すぎる
ネット上を検索してみると、メルカリで複数のアカウントを作成する裏ワザみたいな情報を求めている人が結構いるようです。 今の時代、スマホを複数台使い分ける人も珍しくはないでしょう。 格安SIMを使えば、電 ...
(ちなみに上記↑の記事のタイトルは、「メルカリ 複数アカウント バレる」というキーワード検索で訪問してくる人が多かったので、そういった意図での訪問者さんたちに「複垢は作れる方法はあるけどバレるから危険なんだよ」というメッセージをお届けすることを目的に書いていたりします。)
でも、今回の逮捕のきっかけは、複数アカウントの取得というよりは、むしろアカウント転売といった感じなんですかね?
容疑者の二人は半年間で千数百件のアカウントを販売したとのことで、過去3年間で2千万円ほどが銀行口座に入金されていたそうです。
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メルカリのアカウントがオークションに多数出品!売買の相場は?
気になったので、試しにヤフオクでメルカリのアカウントがどれくらいの価格で売れていたのか調べてみました。
こちら↓は直近の過去の落札相場です。
たいだいひとつ数百円で落札されています。
相場的には安い印象を受けました。
逮捕された容疑者の人が1アカウントを数百円で千数百件も販売したのであれば、それを購入した人もかなりいるってことになりますよね?
何らかの理由でメルカリを利用したくてもできない人がそれだけいるということでしょうか・・・。
また、メルカリの他にもラクマやLINEのアカウントも出品されているのが確認できました。
事件後は、さすがにアカウントの出品数は減っていますが、現在は、認証済みアカウントではなく「複数アカウントの取得方法」が出品されていたりします。
すでに利用停止になっていて利用したくてもメルカリを利用できない人もたくさんいるので、アカウントというのは確かに需要はあるのかも知れません。
今回の事件でアカウントが凍結されたら買えばいいとか、複垢で運用すれば荒稼ぎできるといった安易な発想は、自己責任とは言っても危険だということの証明にもなったんじゃないかなと…。
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メルカリアカウント売買はSNSでも?
メルカリのアカウント売買の場は、ヤフオクだけではありません。
最近では、TwitterやInstagramといったSNSでもメルカリのアカウントが売買されているようです。
Twitter上でのメルカリのアカウント売買については、以下の記事でも触れているので参考にしてみてください。
SNSではDMを使って個人間でアカウントを売買するようです。
アカウントがもし無期限利用停止になった際に残った在庫は?
もし何らかの理由でメルカリのアカウントが無期限の利用停止となってしまった場合、残った在庫をどうしたらいいか悩みますよね?
もちろん、ラクマなどで販売するという手もあります。
しかしすぐに商品が売れるとは限りません。
もしかしたら、まったく売れることがない可能性も考えられます。
いつまでも売れない在庫を部屋に置いておくわけにもいかないですよね?
そんな時は、下記の記事を参考に思い切って一気にお金に換えてみるのもひとつの手段です。
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メルカリで断捨離はめんどくさい!片付かない!進まない!
断捨離とか、ミニマリストとか、巷で話題になったりもしますが、不要な物を処分するにはメルカリが最適だというのは、スマホひとつでできるあの手軽さを考えたら当然ですよね? でも、物によっては出品するのは簡単 ...