今でこそテレビCMでもお馴染みのメルカリですが、気がついたらそれなりの歴史を辿ってきました。
私も2014年くらいからメルカリを開始して、それなりに長く利用していますが、あらためて歴史を振り返ってみると面白かったりします。
メルカリ創業当時は、それまで主流だったオークションがフリマに置き換わっただけ…なんて声もありました。
しかし、それから何年かでさまざまな機能を搭載したり、姉妹アプリのリリースと終了、そしてスマホ決済サービスとしてメルペイの提供開始…といったように進化を遂げています。
今では上場も果たしてフリマアプリのトップに躍り出たメルカリですが、今回はその歴史を振り返ってみようと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
メルカリ開始は2013年・発祥は日本
現在ではフリマアプリの最大手といわれるメルカリですが、サービス開始は2013年です。
当然、まだフリマアプリが一般的に認知されていない時期の話だったりします。
アメリカでもメルカリUS版がリリースされていますが、メルカリの発祥は日本です。
しかし、日本で初のフリマアプリはメルカリではないんですよね…
日本ではじめてのフリマアプリは、現ラクマの前身であるフリルだったりします。
とはいえ、メルカリがフリル(現ラクマ)のサービスをパクったわけではありません。
当時のフリルは、女性専用でレディースファッションやコスメに特化したフリマアプリというコンセプトでしたからね。
2013年にサービスを開始したメルカリは、当初からさまざまなカテゴリーが設けられていて総合型フリマアプリとしてスタートしています。
メルカリの名前の由来
フリマアプリの名称として普通に「メルカリ」という言葉を使っていたりするわけなんですが、その意味は、ラテン語で「商いをする」だそうです。
商売の取り引きの場といった解釈でしょうか?
商いというと、何だかちょっと敷居が高いようにも思えますが、現在では、スマホが普及している背景もあって、誰でもどこでも手軽に商いをすることが可能になりました。
商売というのは、メーカーや問屋さんから商品をまとめて仕入れて、自分のお店で売るというのがオーソドックスなスタイルでしたが、フリーマーケット+ネットの融合によって、スマホを持っていれば誰でも簡単に身近にある不用品などを売って換金することが可能な時代になって、メルカリユーザーの人たちは誰もが簡単に商売人になれるわけです。
メルカリという名前の由来を知ると、誰もが手軽に商いをすることができるツールとして愛されていることをあらためて実感しますね~
スポンサーリンク
メルカリ創業秘話~起業のきっかけ
普段は、ただのユーザーのひとりという立場でメルカリを利用しているだけなんですけど、今回、この記事を書くにあたって色々と調べていると、今まで知らなかった情報を得ることができて面白かったりします。
そんなメルカリなんですが・・・
先ほども触れたとおり、2013年1月に開発チームが誕生したそうです。
メルカリ創業者の山田進太郎さんは、当時Twitterでこんなつぶやきをしていました↑
当時、フルタイムの開発者はたった一人といった感じで、メルカリの開発は、最小限のメンバーでスタートしたそうです。
メルカリが大事にしていたのはスピード
今ではフリマアプリの最大手と呼ばれるように成長したメルカリが、当初、大事にしていたのは、スピードでした。
ネット上に公開されている資料によると、その理由は以下のとおりです。
- 競合する他社との競争のため
- リリース前とリリース後のスピードで他者との差別化を図るため
- とにかく誰かに使ってもらってその価値を高めていくため
やはりITと言いますか・・・
インターネット時代は移り変わりも激しく、じっくり考えている間に状況は急激に変化してしまうことも多々ありますからね。
ドッグイヤーだとか、ラットイヤーだとか。。。そんな言葉もありますしね~
とくにネットベンチャー的な事業は、スピード勝負だったりします。
開発チームが最小限のメンバーでスタートしたのも、予算の問題というよりはフットワークや意思決定の速さを重視したからなのかも知れませんね?
スポンサーリンク
スピードを加速するのは難しいという課題
フットワークが軽く決心したら即行動できる環境というのは、ある種の強みではあるんですけど、やはりスタートアップにおいて、課題というものは出てくるものなんですよね。
人材、予算、時間などのリソースが足りないという問題は、何においても切実です。
そんな課題をメルカリがどのように乗り越えたのかについてですが、とてもシンプルでした。
- 迷ったら単純なほうを選ぶ
- 最高だと思う状態の6割でリリース
- 最も重要なことにフォーカス
上記の3つの取り組みによってメルカリはその成長スピードを加速しました。
要約すると、物事を複雑化せずに単純化して、完璧主義に陥らず、その時一番重要なことに一転集中といった感じでしょうか?
この考え方は、私たちの日常生活やお仕事にも通ずるものがあるんじゃないかと思いますね~
非常に勉強になります。
メルカリのアプリダウンロード数の推移
2013年にandroid版およびiOS版ともにリリースされたメルカリですが、アプリのダウンロード数の推移を追っていくと、その成長スピードが垣間見れます。
メルカリのダウンロード数の推移は以下のとおりです。
- 2013年7月 メルカリandroid版、iOS版ともに配信開始
- 12月 100万ダウンロード達成
- 2014年5月 300万ダウンロード達成
- 7月 400万ダウンロード達成
- 9月 500万ダウンロード達成
- 11月 600万ダウンロード達成
- 12月 700万ダウンロード達成
- 2015年1月 900万ダウンロード達成
- 2月 1000万ダウンロード達成
- 5月 1500万ダウンロード達成
- 10月 2000万ダウンロード達成
- 2016年6月 日本版3000万ダウンロード、アメリカ版1000万ダウンロード達成
- 9月 日本版3500万ダウンロード、アメリカ版1500万ダウンロード達成
- 12月 日本版4000万ダウンロード達成
今現在もメルカリのダウンロード数は伸びています。
スポンサーリンク
メルカリの沿革
メルカリの歴史を追ってみましたが、ここまでの人気フリマアプリに成長する過程において、過去にメルカリが行ってきたことをザックリと挙げるとこんな感じです↓
- 2014年5月 メルカリ初のテレビコマーシャルをオンエアー
- 7月 デザインをリニューアル
- 9月 メルカリアメリカ版をリリース
- 10月 販売手数料の有料化
- 11月 リアルフリーマーケットを開催(東京都江東区ダイバーシティ前)
- 2015年4月 らくらくメルカリ便スタート
- 5月 リアルフリーマーケット開催(六本木ヒルズアリーナ、東京都中野区セントラルパーク)
- 9月 メルカリ小会社の株式会社ソウゾウ設立
- 11月 英国子会社Mercari Europe Ltd.を設立
- 2016年1月 リアルフリーマーケット開催(仙台サンモール一番町商店街)
- 3月 web版メルカリ開始でパソコンからも購入可能になる
- 3月 メルカリ姉妹アプリのメルカリアッテ提供開始
- 4月 英国子会社Merpay Ltd.を設立
- 7月 web版メルカリでパソコンやスマホのブラウザから出品も可能になる
- 2017年3月 英国でメルカリ提供開始
- 4月 大型らくらくメルカリ便スタート
- 5月 メルカリ姉妹アプリのメルカリカウル提供開始
- 6月 ゆうゆうメルカリ便スタート
- 7月 ライブ動画配信サービスのメルカリチャンネル提供開始
- 8月 メルカリ姉妹アプリのメルカリメゾンズ提供開始
- 11月 株式会社メルペイ設立
- 2018年4月 スキルシェアサービスのteacha提供開始
- 6月 東京証券取引所マザーズに株式上場
- 2019年2月 スマホ決済サービスメルペイ提供開始
- 8月 株式会社ソウゾウ精算手続き開始によりメルカリNOW、メルカリメゾンズ、teachaがサービス終了
- 11月 メルカリカウルがサービス終了
私がメルカリを本格的に始めた時期も被ってますね~
中野のリアルフリマとか行きましたよ(笑)
懐かしいです。
あと、らくらくメルカリ便がサービスを開始した時のキャンペーンでは、メルカリオリジナルの梱包資材を貰ったりもしました↓
他にもいろいろとキャンペーンだったり、CMの種類もあったと思うんですけどね。
振り返ってみると、気がついたら私も一緒にメルカリと共に数年間を過ごしていました。
フリマアプリも色んなものが出てきて、どこもユーザー獲得に必死ですが、今後、メルカリがどのように進化していくのか?非常に興味あります。
私もメルカリユーザーのひとりとしてその動向を追っていけたらなと考えています。
