以前書いた記事にて額面以上でメルカリに出品されていた現金が出品禁止となった背景について個人の見解も踏まえてお届けしました。
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メルカリで現金が額面以上で売買される?利用規約では違反
すでに知っている人もいるかと思いますが、これまでメルカリでは普通に現金が出品されていて普通に売買されていました。 しかも、額面以上の価格で…。 もちろん、コレクションとして希少価値の高い旧紙幣や旧貨幣 ...
そして・・・
上記の記事を書いてから、まだそれほど日が経っていないうちに今度は、新たな問題が浮上しているようです。
現金の出品の件の時と同様の効果を持つものとして、主に下記のものがメルカリで額面以上で出品されていたということが話題にあがっています。
- チャージ済みSuica
- パチンコの特殊景品
いずれも現在は、額面以上で現金が出品されていた時と同様に出品ページから削除されているようです。
こういった問題が取り上げられて、問題視されてはいますが、メルカリは対応策を打ち出しています。
同時期に詐欺出品が問題視されているアマゾンマーケットプレイスと比較してみると、個人的には、メルカリのほうが対応に乗り出してる感が強いような印象を受けます。
そもそもアマゾンマーケットプレイスとメルカリでは、ユーザー層も違いますし、比較するものではないのかも知れませんが、時期が時期だけに…といった感じでしょうか。
目次
チャージ済みSuicaがメルカリに続々と出品されていた
2017年4月にチャージ済みSuicaが続々とメルカリに出品されており、中には額面以上で購入されているものも多数…といったニュースが話題になりました。
額面以上というのは、たとえば10,000円をチャージしたSuicaを13,000円でメルカリに出品するといった感じです。
メルカリではこれがマネーロンダリングの疑いがあるとみて、チャージ済みSuicaの出品を禁止しました。
メルカリに出品されているチャージ済みSuicaはなぜ売れる?
メルカリには一定数、お金に困って金策に走っているユーザーさんがいるようです。
金策に走っているメルカリユーザーさんの多くは、返済に追われていて切羽詰まっているのが想像できますよね?
とにかく早くお金がほしいわけです。
お金に切羽詰まっているメルカリユーザーさんにとっては、多少損をしても必要な金額を手っ取り早く得たいという欲求があります。
なので、10,000円がチャージされたSuicaを13,000円でも買うわけです。
結果的に3,000円分損をするわけですが、それでもとにかく目先の10,000円が早くほしいという需要もあるんですね…
需要があれば売れるのが商売の世界です。
また違法な貸金業者がそこにつけ込んでいる可能性も考えられます。
違法な貸金業者は厳禁を直接貸し付けるよりも、チャージされた額面よりも高い金額でSuicaを購入してもらったほうが好都合なのかも知れません。
メルカリを悪用したマネーロンダリングといえば、違法な稼ぎ方で得たお金を一旦Suicaを経由して出所を特定し難くする…といった意図も想像できます。
良くも悪くも需要と供給の関係が成立しているというわけです。
メルカリのマネーロンダリング対策はどこまで有効か?
メルカリで額面以上で出品されていた現金に続いて、今回のチャージ済みSuicaやパチンコの特殊景品などの出品禁止という処置。
その理由については、マネーロンダリングにつながる可能性があるとされています。
出品物そのものは現金からチャージ済み交通系ICカードだったり、パチンコの特殊景品に変わったけど、いずれも現金に交換できるものなので、額面以上で出品することで交換後に手にする金額との間に差額が発生します。
メルカリの決済にクレジットカードを使用することで購入者さん側は、ショッピング枠の現金化ができてしまうということですね。
出品する側の人はそれをわかったうえで、利益を上乗せして額面以上の価格で販売します。
マネーロンダリングにつながる可能性も、もちろん考えられますが、購入者と出品者の需要と供給が一致してしまうという…。
需要がある限りは、いたちごっこになってしまうものです。
こういったことを問題視してメルカリ側がマネーロンダリング対策を講じても、実際には、あの手この手で新たな代替品を扱うことができてしまったり、メルカリがダメになったら次は…といった感じで、今後もいたちごっこは続きそうですね。
今後の動向が気になるところです。
決してメルカリは危険なアプリではないということ
マネーロンダリングなんて言葉と一緒にメルカリがニュース記事で取り上げられたりすると、何だか危険なイメージが刷り込まれてしまいそうですが・・・
メルカリそのものが危険というわけではなく、そういった使い方をする悪質なユーザーが問題視されているということをきちんと理解しておく必要があるんじゃないかと思います。
メルカリ自体は、たまに変な人に当たったりすることもありますが、基本的に使い方を間違えなければ、楽しく快適にほしいものを安く買うことができて便利なフリマアプリですよ。