何やらメルカリの勢いが凄すぎて、リアルのリサイクルショップがシェアを奪われているとのことです。
確かに家にある不用品とかって、わざわざ手間暇かけてリサイクル店に持ち込んだところで、二束三文にしかならないし、その場ですぐに出品することができるメルカリさえあれば、とくに必要性を感じることもないですよね。
東洋経済オンラインでメルカリにシェアを奪われるリユース業界が…
先日、東洋経済オンラインの記事でメルカリが取り上げられていました。
リユース業界というのは、いわゆるリサイクルショップなど中古品を扱う業界のことです。
先ほどの東洋経済オンラインの記事の冒頭では、こんなことが書かれています↓
4月中旬、不要品を売りに大手リユース店を訪れた。
業者側が提示した買い取り価格はブランド物のネクタイが1000円、大型ブリーフケースが3000円。数年前にセレクトショップで購入したストールはわずか1円だった。
そこで買い取りをあきらめ、フリーマーケットアプリ『メルカリ』で販売したところ、ストールは売れ残ったが、そのほかは業者の提示価格の数倍であっという間に売れた。
引用元URL:http://toyokeizai.net/articles/-/170347
ざっくりと簡単に説明すると、大手のリサイクルショップに買い取ってもらおうと不用品を持ち込んだら、二束三文どころかほとんど買い取ってもらう意味のない買取価格を提示されたので、その場で買取は諦めてメルカリに出品したら、もっと高い値段で即売れしたという感じです。
リサイクルショップが提示した価格と実際にメルカリに出品して売れた価格は以下のとおりです↓
商品 | リサイクルショップの買取価格 | メルカリで売れた価格 |
ブランド物のネクタイ | 1,000円 | 2,800円 |
大型ブリーフケース | 3,000円 | 10,000円 |
ストール | 1円 | 3,000円 |
売れ残ったと書かれているストールもメルカリで最終的には3,000円で売れたようです。
リサイクルショップは、店舗の家賃はもちろん、いろいろと莫大な経費もかかるため、どうしても買取価格が安くなってしまうのもわからなくもないですが、フリマアプリ全盛のこの時代にこの買取価格は…と思ってしまうのも無理もないですよね?
でも、リユース業界ってメルカリが登場するまで不況時代の勝ち組なんて言われてたんですね。
私の周りはメルカリが登場する前は、みんなヤフオクとか楽オクとかモバオクとか、普通に使っていたので、ちょっとびっくりしました(笑)
リサイクルショップって負け組とまでは言わないけど…厳しいのかと思ってましたからね。
メルカリの登場で不用品は誰でもその場で手軽に出品できる環境が当たり前になったこともあって、GEO系列のセカンドストリートやハードオフ系列のトレジャーファクトリーなどのリサイクルショップが2016年8月以降、10月、12月を除いて前年割れらしいですよ。
メルカリの登場といっても…メルカリがサービスを開始したのって2013年の話なんですけどね。
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メルカリの歴史はいつから始まった?
今でこそテレビCMでもお馴染みのメルカリですが、気がついたらそれなりの歴史を辿ってきました。 私も2014年くらいからメルカリを開始して、それなりに長く利用していますが、あらためて歴史を振り返ってみる ...
まぁ、これも時代の流れですよね?
当然といえば当然だと思いますよ。
先ほどの東洋経済オンラインの記事に書き込まれたコメントでは、ブックオフに中古品を持ち込んだ際に提示される買取価格が酷すぎるといった意見がいくつかありましたが、やはり店舗に物を持ち込むだけでも、時間と労力がかかっているわけですから、タダ同然で引き取られるのなら売れるかどうかわからなくても試しにメルカリに出品したくなりますよね。

個人的にはリサイクルショップに行っていろいろと商品を見て回るのも楽しいですけどね。
メルカリは地方在住のユーザーが多い?
メルカリがここまで爆発的な人気を獲得して、急成長したことによってリアル店舗のリサイクルショップが不調になっているひとつの要因として、地方在住者をうまく取り込んでいるということが挙げられています。
そう言われてみると…私もメルカリで1000人以上のユーザーさんと取引してきましたが、確かに都内よりも地方在住の方が多かったように思えます。
東洋経済オンラインの記事によると、沖縄、北海道、宮城、青森辺りに住んでいる人たちが多いみたいでしたが、私が取引した中では北海道の方が結構いたような気がしますね。
スマホさえあれば、簡単に自分の私物や不用品を出品して即お金に換えられる時代に、今後、リサイクルショップはどのような生き残り方をするのか気になるところです。