メルカリの評価システムでは取引相手が先に悪い評価(残念だった)をつけたからといって、自分も仕返しに悪い評価(残念だった)をつけ返すといった報復評価はできない仕組みになっています。
…というのは、もはやメルカリユーザーさんたちの間でも常識ですよね?
メルカリでは低評価をつけられても、やられたらやり返すことができません。
どうしてメルカリの評価は購入者さんが先で、出品者さんは自分が評価を投稿するまで相手のつけた評価を見ることができない仕組みになっているのか?
その答えは、悪い評価に対する報復をさせないためだと思って良いでしょう。
しかし、だからといってメルカリの取引が絶対的に安全・安心かというと実はそうでもなかったりするんですよね…。
厳密に言うと報復評価ではないにしても、それに近い出来事はごくまれに起こるということです。
ある意味それは避けて通れない場合もありますが、知識として覚えておくとトラブルに遭遇した時に役に立つかも知れません。
目次
メルカリの報復評価とは?
もしかしたら報復評価の意味を知らないという人も中にはいたりする可能性も考えられるので、まず最初に簡単に説明しておきましょう。
報復というのは仕返しすることを意味します。
つまり報復評価というのは、評価での仕返しです。
わかりやすく説明すると、相手が先に悪い評価を付けたから、こちらもその仕返しに悪い評価を付けるという行為のことです。
「目には目を、歯に歯を」という言葉がありますが、まさにその通りですね?
冒頭でも触れたとおり、メルカリのシステム的に報復評価はできません。
ちなみに報復評価は、昔はヤフオクでよくありました。
当時のヤフオクでは、評価コメントがバトルになって炎上している光景を目にする機会もよくありましたね…。
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メルカリ出品者は購入者がつけた評価を先に見ることはできない
確認も兼ねて再度説明しますと・・・
メルカリの評価システムでは、基本的に購入者さん側が商品を受け取ったら受取評価をしますが、この時点では出品者さん側には公開されません。
購入者さんが先につけた評価は、出品者さん側が評価を完了してはじめて全体に公開されるため、もし先に悪い評価を付けられたとしても、それを受けて仕返しに評価で報復することはメルカリの仕様上、できなくなっています。
なので、メルカリ出品者さん側は評価については報復を恐れることなく、事実に基づいて正直に行うことができます。
メルカリの評価を順序立てて整理すると以下のとおりです。
メルカリの評価について
- まずは商品を受け取った購入者側が出品者への評価を投稿
→ この時点で購入者側がつけた評価は非公開(出品者側は見れない状態) - 購入者側による受取評価が完了したら出品者側に通知され、今度はメルカリ出品者が購入者に対して評価を投稿
→ 出品者側は購入者側がつけた評価を確認できない状態のまま評価する - 購入者・出品者の両者が評価を完了して、はじめてお互いの評価とコメントが公開される
→ この時点ではじめて相手の評価を確認できる状態になる
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メルカリでは報復評価に近い仕返しはできてしまう?
冒頭で触れたようにメルカリのシステム上、報復評価はできませんが、絶対的に安心・安全かというと、決してそうではありません。
残念ながら、メルカリでは報復評価に近い形での仕返しもごくまれに起こります。
これは状況によっては避けて通れないこともあるので本当に困ったものです。
では、実際に「どういう時に仕返しで悪い評価を付けられてしまうのか?」 について説明しましょう。
たとえば、メルカリでの取引中に何らかの問題が発生したとします。
明らかに購入した商品に問題があった場合、メルカリの利用規約では受取評価はせず、取引メッセージで出品者さんに連絡して同意を得た後、取引キャンセル…といった対応が一般的ですよね?
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しかし、取引相手との意思疎通がうまくいかなかったり、取引中に「何かおかしいな?」と感じる出品者さんも中にはいたりするわけです。
相手に対して何か不明な点があるときは、取引メッセージで質問することは普通にもあると思います。
たとえば商品購入後、出品者さんがいつまで経っても発送してくれなかったりしたら「いつ頃、発送できますか?」みたいな質問をするのは当然ですよね?
ずっと購入した商品を発送してもらえないのも購入者さんとしては不安ですしね。
そういった感じで、こちらとしてはごく当たり前のやり取りをしているつもりでも、相手によっては「コイツの質問ウザい!」とか、「いちいち取引メッセージなんか送りつけて来なくても、そんなことわかってるよ!!」みたいな捉え方しかできず、不快に思ったりするようです。
この時点では相手がそんなふうに思っているなんてわからない場合も多いわけです。
通常であれば、発送は予定よりも少し遅れたけど、無事に商品を受け取ることができたので、「良かった」と受取評価をしたら、あとは相手(出品者さん)の評価を待つだけなんですが・・・
取引完了後に相手(出品者さん)がつけた自分への評価を確認してみると「残念だった」がつけられていた…といった事故がごくまれに起こったりします。
こういった場合、おそらく相手(出品者さん)は、こちら(購入者)が取引メッセージで送った内容など一連の流れを見て「もしかしたら悪い評価をつけられたかも知れない」と勝手に勘ぐって、本来は「良かった」をつけてもいい取引だったにもかかわらず、あえて「残念だった」をつけた可能性が考えられます。
わかりやすいようにやり取りを可視化してみると、こんな感じですかね…?
↓↓↓
理不尽な評価(事例)
まぁ、遅れたとは言え、無事に受け取れたことだし、評価は「良かった」にしといてあげよう!
商品にも不備はなかったし。
あー不安だなぁー。。。
だったら、「残念だった」にしとくか!
私、何か悪いことした?
納得できない!!
悪い評価じゃなくて良かった~
でも、こっちは「良かった」をつけてないから文句言われそうだな…。
そうなる前に面倒臭いからブロックしとこう!
(事故にあった気分…)
上記の事例は、まったくもって理不尽な話ではありますが、相手にとっては不安にさせられた仕返しといった感じですし、こちらとしては意味不明ですよ!
実話なので思い出して書いてて腹が立ってきた(笑)
ごくまれにですが、メルカリではこういった事故みたいな理不尽な出来事ってあったりするんですよ。
報復評価とはまた違うんですけど、不安要素が残るようなやり取りには注意ください。
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メルカリには逆恨みで悪い評価をつける人もいる?
先ほどあげた実例のように報復評価ではないにしても「もしかして悪い評価(残念だった)をつけられたかも知れない」という相手側の一方的な身勝手な憶測と思い込みで、不当な評価をつけられてしまうのは納得できませんよね?
何も悪いことをしていないのに「残念だった」と評価されてしまった側としては納得できません。
こういった場合、取引メッセージで「なぜこの評価をつけたのか?」その理由を聞きたくなるものです。
取引メッセージは、取引完了後も2週間はメッセージの送受信や閲覧ができます。
報復ではないですが、理不尽な評価を受けてしまった理由を相手に質問してみると、逆ギレする人も多いようです。
たとえば、誰がどう見ても取引メッセージの内容にはまったく問題ないはずなのに「言葉遣いが悪い」だとか…「態度が気に食わない」だとか…「忙しい時にメッセージを送ってきて不快だった」だとか…
あと自分から値下げ交渉に快く応じて専用ページまで作ってたにも関わらず「無理に値下げを強要された」なんて言いがかりをつけられたことも実際にありました。
こういった出品者さんは、一度「残念だった」をつけてしまったら、もう引き下がれないためか…逆ギレしたり、相手を逆恨みしたり、とにかく取引後の後味も悪いです。
参考までに記憶を辿って実例を挙げておきます。
↓↓↓
【購入前のやり取り】
では専用ページ作りますね!!
早速、購入させて頂きますねっ!!
【受取評価後のやり取り】
しかし、こちらには何の落ち度もないと思いますが、なぜこのような評価なのでしょうか?
こっちは強要なんかしてないし!
専用ページまで作って値下げに応じたのはそっちでしょ?
不当な評価をされた側としては、納得できない理由がほとんどですが、こういう相手はそのうち連絡が途絶えることが多いです。
最終的にはブロックされて逃げられる…といったほうが正しいですかね?
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理不尽でムカつく不当評価はメルカリ事務局に通報?
どう考えてもこちら側にはまったく非がないのに、理不尽な評価をつけられてしまった場合は、一応、メルカリ事務局に問い合わせて経緯を報告しておくと良いでしょう。
メルカリのルールにおいては、一度ついた評価の変更や削除はできないことになっていますが、もしかしたら不当評価が認められて、悪い評価を非表示にしてくれるかも知れません。
メルカリの不当評価に対して事務局に問い合わせる方法については下記の記事を参考にしてみてください。
-
メルカリで不当に付いた悪い評価を削除できる方法
メルカリをある程度、利用しているとたまに理不尽な評価を付けられることがあります。 たとえば、何も問題なく最後まで普通に取引が完了したのにも関わらず、相手が自分に付けた評価がどういうわけか「悪い」だった ...
いくら不当に低評価をつけられてムカつくからといっても、決して感情的な文章を送らないように気をつけてください。
メルカリ事務局に問い合わせたところで、100%不当につけられた評価を非公開にしてくれる保証はどこにもありませんが、何もしないで泣き寝入りするよりはマシではないでしょうか?
ただし、メルカリ事務局の対応に過度な期待を抱くと、ガッカリする結果になる場合もあるので、あくまでもダメ元だと思っておいたほうが良いでしょう。
運が良ければ数日後にメルカリ事務局から返事が来て、不当につけられた低評価が非公開になるので是非、やってみてください。
ちなみに私が過去にこの件でメルカリ事務局に問い合わせたところ、以下のような返信がありました。
メルカリは、一度おこなった評価の変更や取り消しはできない仕組みです。
しかしながら本件につきましては、お客さま双方のご利用状況と取引内容を総合的に判断したうえで、該当の取引と評価を非表示といたしました。
運よく不当につけられた悪い評価(残念だった)は非公開となったわけですが、購入者である自分と出品者である相手のメルカリ利用状況と取引内容を事務局にチェックされて、総合的に判断されるようです。
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メルカリでは不当評価に対してペナルティはないのか?
メルカリでは理不尽な出来事もごくまれに起こります。
低評価に対する報復はシステム上、できないようになっていたとしても、取引相手の身勝手な逆ギレや逆恨みで「残念だった」をつけられてしまう場合もあります。
先ほども触れたとおり、あからさまな不当評価はメルカリ事務局に問い合わせて、事の経緯をくわしく説明すれば運よく悪い評価を非公開にしてもらえるかも知れません。
しかし、逆ギレや逆恨みで「残念だった」をつけるようなメルカリユーザーにはペナルティはないのでしょうか?
やはり、何も問題のなかった取引において不当に「残念だった」をつけるようなユーザーを野放しにしておくのは悔しいと思う人も当然、いらっしゃると思います。
とはいえ、報復評価ができないメルカリで「残念だった」をつけてきた相手にペナルティを与えたい場合、禁止行為や迷惑行為がメルカリ事務局によって認めらなければ難しいです。
たとえば、取引メッセージの言葉遣いなどに問題がある場合は、該当する文言も含めて事務局に伝えておくと良いと思います。
またメルカリの評価に関する禁止行為・迷惑行為については主に以下のようなものがあります。
- 評価の変更を相手に強要する行為
- 相手に特定の評価をつけるように指示
- 立て続けに複数回の評価変更を依頼
- 不適切な内容の評価コメント
- 評価コメントに個人情報を記載
- 自己都合でメルカリ事務局に評価を依頼
- 評価を間違える
- 評価を行わずに取引を放棄
取引相手が上記に該当する場合は、詳細をメルカリ事務局に報告してください。
取引相手の行動に禁止行為や迷惑行為が認められれば、メルカリ事務局からペナルティを課される可能性もありますからね。