新ラクマ以前のフリル時代から一貫してメルカリの販売手数料10%に対して手数料0円を主張してきたラクマが、ついに3.5%の販売手数料を徴収します。
出品価格の3.5%が販売手数料として発生するのは、2018年6月4日午前10時以降に出品されたすべての商品です。
また、2018年6月4日午前10時よりも前に出品された商品については、手数料無料の場合もありますが、購入者さんの支払い次第では3.5%の販売手数料がかかるので注意が必要だったりします。
これまでずっと販売手数料を取らないことが新ラクマ利用者にとって最大のメリットだっただけに、今回の販売手数料3.5%のお知らせはちょっと残念ですね…。
目次
新ラクマ出品者は注意!6月4日以前の出品商品にも販売手数料がかかる可能性が?
新ラクマを立ち上げて表示される事務局からの案内を見てみると、ひとつだけ妙に引っかかることがありました。
2018年6月4日10時より販売手数料が3.5%かかるのはわかりますが、6月4日以前の出品商品においても販売手数料がかかる場合がある…ってどういうこと?
とても気になったので、詳細を確認してみたら、こういうことらしいです。
出典元URL:http://news.fril.jp/entry/20180515
6月4日10時よりも前に出品している商品については、購入者さんの支払いが6月11日10時までに完了しているかどうかによって販売手数料が無料になるか、3.5%かかるかが決まるということです。
なんだか複雑に思えてしまいますが、表にまとめるとこんな感じですかね?
出品日時(出品者) | 支払い日時(購入者) | 販売手数料 |
6月4日10時よりも前 | 6月11日10時よりも前 | 無料 |
6月4日10時よりも前 | 6月11日10時よりも後 | 3.5% |
6月4日10時よりも後 | 6月11日10時よりも前 | 3.5% |
6月4日10時よりも後 | 6月11日10時よりも後 | 3.5% |
↑の表は← →にスクロール可能です
上記の一覧表のとおり、6月4日10時よりも前に出品していても、購入者さんが支払いを完了したのが6月11日10時よりも後であれば、販売手数料が3.5%かかってしまいます。
あと、出品しようとして下書き保存してある商品についても注意が必要です。
6月4日10時よりも前に一度でも出品したことのある商品は、先ほどの表に該当します。
逆に6月4日10時よりも前に一度も出品したことのない商品については、3.5%の販売手数料が発生するのでご注意ください。
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販売手数料3.5%で10%のメルカリに対抗?
2018年2月に新ラクマ誕生のアナウンスがあったとき、親会社の楽天は「楽天グループのサービスとの連携強化を通じてフリマアプリ業界No.1を目指す」といった目標を提示していたと思うのですが、販売手数料3.5%がその答えだったということでしょうか?
たしかにメルカリと比べるとまだ販売手数料は安いですけどね。
個人的には、販売手数料を取るにはちょっと時期が早いようにも思えますが、これってもしかしたらライバルであるメルカリの上場を意識した戦略だったりするのかな…なんて勘ぐってみたり(笑)
ラクマユーザーは振り回されっぱなし?
実は私もフリル時代からラクマを利用していますし、楽天会員歴もわりと長かったりするのですが、振り返ってみるとラクマのユーザーさんって結構振り回されているような気がします。
もともとは今のラクマ(新ラクマ)は、女性専用として国内初のフリマアプリとしてスタートしたフリルだったわけなんですけど、楽天に買収されて楽天フリルになったと思ったら、もともと楽天が運営していた楽天オークション(楽オク)がサービスを終了という…。
その際に楽オク利用者さんを旧ラクマに移行させるようなキャンペーンもやってましたね。
で・・・
旧ラクマとフリルが統合して新ラクマ誕生という流れになるわけですが、このときも旧ラクマから新ラクマへとユーザーさんの移行を促していました。
とくに楽オクのユーザーさんは、楽オク→旧ラクマ→新ラクマといった感じで、これまで使っていたサービスが次々と終了して新しいサービスへの移行を促されてきたという…。
ひとりの利用者として考えると、これって振り回されっぱなしじゃないかな?と思うわけですよ。
今後ラクマの手数料が5%に上がる可能性
これは単なる憶測に過ぎない話ですが、今回の販売手数料3.5%というのは、個人的には様子を見て決めたような気もするんですね…。
今後、ラクマの販売手数料は段階的に値上げされていくのではないかと思うと、ちょっと不安だったりします。
3.5%の次は5%に値上げ!なんてことが起こらないことを願います。
「フリマアプリ業界No.1を目指す」というラクマと近日上場すると言われているメルカリといった2大フリマアプリの戦いは、これからどんなふうに展開していくのでしょうか?
今後もひとりのユーザーとして、動向を見守っていきたいと考えています。